2019 教授要綱 2年
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-42-2組織・発生学回数実施日時限担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回4月4日(木)3時限滝川発生学(1)-1)ヒトにおける排卵、受精、着床の過程を理解する。□ ヒトにおける排卵、受精、着床の過程を説明できる。配布講義資料(発生学)、参考図書(ラングマン人体発生学)などを事前事後学修すること。2時間C-3-2)-①発生学(1)-2)ヒトの初期発生[受精卵(受精時)〜胞胚期(着床するころ)]までの発生進行段階(受精卵の変化)を理解する。□ ヒトの受精卵(受精時)〜胞胚期(着床するころ)までの発生進行段階(受精卵の変化)を説明できる。C-3-2)-①・ナンバリングOBS-2-01・実務家教員や実務家による授業・担当教員  ◎:実務家教員滝川俊也、河野芳朗、杉山明子、江㞍貞一、薗村貴弘、佐藤和彦、矢野 航、上村竜也・授業概要「組織・発生学」は「発生学」と「組織学」の総合科目である。「発生学」では受精卵からヒトの初期発生、三胚葉(外胚葉、中胚葉、内胚葉)の発生、外胚葉性間葉(第4の胚葉)の発生、人体構造の形成、特に口腔・顎・顔面領域の主要な構造の正常発生および発生異常などを学修する。「組織学」では人体を構成する細胞・組織・器官(臓器)の正常な構造について顕微鏡レベルで学修して、人体の構造と機能の理解を深める。したがって、「組織・発生学」は人体の構造と機能を理解するうえできわめて重要な基礎医学であり、「解剖学」および「口腔解剖学」の講義と実習でさらに深い内容を学修していくために必要な基盤知識を培う授業を行う。・到達目標人体の構造と機能、成長・発育・加齢にともなう変化(経年変化および老化)、さらに臨床系科目との関連性を踏まえた内容を理解し、全人的医療を担う歯科医師になるためには、「発生学」および「組織学」を学修することが必要不可欠である。「組織・発生学」では、受精卵から人体が形成されていく過程(発生学)および人体を構成する細胞・組織・器官の微細な組織構造と機能(組織学)についての基盤知識を修得することを学修到達目標とする。・教育手法STS(Syllabus Testing System)、学修ポートフォリオ作成ソフトウェア、バーチャルスライドシステムなどのICT教育支援ツールを活用して、学生一人一人が自分の学修に対する意欲・態度・知識の獲得状況を振り返って学修行動の改善・向上を促すことを目的とした教育手法を導入している。・教科書『口腔組織・発生学 第2版』(医歯薬出版)、『カラーアトラス口腔組織発生学 第4版』(わかば出版)、『組織学』(南山堂)、配布講義資料(発生学)、配布講義資料(組織学)・参考書『ラングマン人体発生学 第11版』(メディカル・サイエンス・インターナショナル社)、『カラーアトラス組織・細胞学』(医歯薬出版)、『標準組織学』(医学書院)、e-ラーニング資料(moodle)・オフィスアワー月曜日〜金曜日 16:30~18:30、1号館3階 滝川教授室(滝川俊也教授)、江㞍教授室(江㞍貞一教授)、1号館4階 口腔解剖学研究室(河野芳朗講師、杉山明子助教)、解剖学研究室(薗村貴弘准教授)、1号館1階(佐藤和彦准教授、矢野航講師、上村竜也助教)・評価方法試験の成績 50%、平常の成績 50%定期試験の成績 ⇨ 発生学 40% と 組織学 60%平常の成績の評価方法 ⇨ 確認テスト(発生学)40%、レポート等の提出物および確認テスト(組織学)60%・フィードバック方法2019年度より導入するICT教育支援ツールSTS(Syllabus Testing System)では、試験終了直後に携帯電話の画面で自分の試験結果を確認することができる。「発生学」確認テストでは、マーク式試験の終了後にマークカードを回収し、我々が開発したICT教育支援ツール[モバイル採点システムとソフトウェア]を用いて、学籍番号で自分の得点率(絶対評価)と学年順位(相対評価)、問題ごとの正答率と識別指数、得点率階層ごとの人数分布状況をグラフなどで可視化(見える化)して、視覚的、客観的に自分の成績を確認できるように学生側に迅速にフィードバックする。「組織学」ではiPadを用いてバーチャルスライドの各種組織像を観察し、スケッチを描いて提出する。提出された組織図はルーブリック評価により採点して学生側にフィードバックする。

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