-163-19地域社会と歯科医療Ⅱ(私の歯科クリニック)・ナンバリングCMD-2-02・実務家教員や実務家による授業○・担当教員コーディネータ:玄教授(◎)、講義および実習担当:藤原教授(◎)、服部助教(◎)、安田順一准教授(◎)、朝日大学病院理学療法士3名、学外非常勤講師:6名、ファシリテータ:臨床系教員9名(◎)・授業概要将来の地域医療を担当する歯科医師として、自分の診療形態を実現するために、各自が仮想診療所(私の診療所)を想定して、具体的にそのプロセスに関する必要な諸条件について学ぶ。学年縦断でスパイラルに諸教科を段階的に学びながら、得られた知識、技能、態度を基に、自ら学ぶ力と地域で活躍できる医療人に必要な能力を身につける。2年次は、社会福祉と歯科医療との連携の現状を知り、地域で包括支援連携医療を展開する際に必要な医療職・福祉職の職内容を理解する。また、臨地実習を含めて地域における歯科医療の果たす役割を理解し、歯科に関連する介護技能を習得する。・到達目標社会保障の仕組みを理解し、福祉と歯科医療の関わりを知る。フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームを理解する。オーラルフレイルを理解する。超高齢社会と有病者に必要な歯科医療の概要を知る。将来、担当する医療領域である歯と口の役割を、体験を通して理解できる。口腔と全身との関連について推察できる。振り返りシート、凝集ポートフォリオ、成長報告書を作成できる。・教育手法1年次から5年次まで継続するスパイラル教科で、教育手法としてTBL、ポートフォリオ、ルーブリック評価を導入する。地域の包括支援に関連する諸施設の内容と職種特徴をゲストティーチャーが講義する。・教科書なし・参考書配布資料(学生用ガイド、資料集、予習資料、講義資料等)・オフィスアワーコーディネータ:玄教授 後期の水曜日16:30から17:30・評価方法個人に対するMCQテスト(多肢選択式):30%凝縮ポートフォリオのルーブリック評価:20%体験シート、学習成果のサマリー、振り返りシート、成長報告書(成長エントリーシート)の評価:50%・フィードバック方法・前回の体験シートおよび学習成果サマリーのレポートの返却に伴う事後学習の実施回数担当学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回Bクラス9月10日(火)Aクラス11月12日(火)各3・4時限玄(講義A・B)1.社会保障の仕組みを理解する。2.高齢者、障害者の福祉と歯科医療の関わりを知る。1.老年症候群を理解する。2.高齢者、障害者の口腔機能低下が理解できる。1)社会保障の仕組み(4つの柱)を理解し福祉と歯科医療の関わりを知る。2)フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームを理解する。3)オーラルフレイルを理解する。4)認知症を理解する。5)超高齢社会と有病者に必要な歯科医療の概要を知る。・TBLによる学習・IRAT、GRAT・講義(A):社会保障・IRAT、GRAT・講義(B):老年症候群、オーラルフレイルおよび有病者の歯科医療・事前にMoodleに学習資料を掲示し、IRATに対する事前学習を実施。1時間A-5-1)患者中心のチーム医療B-2-2)保健・医療・福祉制度E-5-1)高齢者の歯科医療E-5-2)障害者の歯科医療第2回Bクラス9月17日(火)Aクラス11月19日(火)各3・4時限理学療法士(朝日大学病院)(講義C)1.疑似体験で高齢者・障害者の身体的特徴の一部を理解できる。2.車椅子、トランスファー・体位変換等の介助ができる。1)高齢者・障害者疑似体験を通して老化や障害の身体的な負担内容が理解できる2)歯科ユニットへの移乗、体位変換、ユニットからの下降の介助方法を知り、特別な支援が必要な人の介助ができる。講義(C):介護の基本とリハビリテーション講師:理学療法士・附属病院の歯科治療ユニットを使用して実習・事前にMoodleに学習資料を掲示し、事前学習を実施。1時間E-5-1)高齢者の歯科医療E-5-2)障害者の歯科医療
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