2019 教授要綱 2年
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-149-16病理学総論・ナンバリングPOD-2-06・実務家教員や実務家による授業○・担当教員  ◎:実務家教員永山元彦(◎)、落合隆永(◎)、江原道子(◎)、中尾寿奈(◎)、宮崎龍彦・授業概要疾病(疾患)は正常な組織細胞の生理的生命現象の破綻から生じ、疾病の「原因」、「発症機転」、「経過」および「転帰」の時間的経緯の中で生じる機能的、形態的異常である。病理学は疾病(疾患)の診断と治療方針や予防に貢献する学問として重要な位置を占め、疾病(疾患)に共通した「原因」、「発症機転」、「経過」および「転帰」の現象を学ぶ病理学総論と個々の顎顔面、口腔領域における疾患が含まれる病理学各論(口腔病理学)の基本に注目して授業を進める。・到達目標疾病(疾患)に共通してみられる「原因」の病因論、「発症機転」の病態論として主として細胞や組織の障害と代謝障害による退行性病変と進行性病変、循環障害、炎症、腫瘍、発育異常、老齢症候群について、また病理検査の基本についてを学ぶ。・教育手法講義とmoodleを用いたアクティブラーニングと小テスト・教科書『はじめの一歩の病理学(第2版)』深山正久/編(羊土社)、『標準病理学(第5版)』坂本穆彦(医学書院)・参考書『なるほどなっとく!病理学 改訂2版』小林正伸(南山堂)、『入門組織学 改訂第2版』牛木辰男(羊土社)、『組織細胞生物学 原著第3版』Abraham L.Kierszenbaum編/著、内山安男 訳(南江堂)・オフィスアワー月曜日〜金曜日 17:00~(その他事前アポイント)、1号館3階 永山教授室(永山教授)、1号館4階 口腔病理学研究室(落合准教授、江原講師、中尾助教)・評価方法平常点の評価方法 ⇨ 授業・課題ノート提出・評価(50%)、確認テスト(50%)・フィードバック方法提出した課題、レポートは提出と返却、修正を繰り返すことで完成させる。回数実施日時限担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回9月10日(火)2時限永山病理学、疾病の原因(病因論)の考え方と遺伝子異常を理解する。疾病の定義、外因と内因、多因子疾患を説明できる。疾病の定義と病因論についてノートにまとめること。教科書(P.14〜24)1C-5-1)-①、C-5-1)-②第2回9月17日(火)2時限永山退行性病変の病因と形態的所見、および物質代謝異常の病態を理解する。糖質、タンパク質、脂質、核酸、無機質などの物質代謝異常、細胞傷害の原因と機構、萎縮の成因ならびに壊死の形態的特徴、およびアポトーシスとの相違を説明できる。教科書(P.25〜40)を読んでおくこと。1C-5-2)-①、C-5-2)-②、C-5-2)-③、C-5-2)-④第3回9月24日(火)2時限永山進行性病変の病因と形態的所見を理解する。「STS実施」、「講義フィードバックアンケート実施」修復と再生、化生、肥大(増生、過形成)、創傷治癒、肉芽組織と器質化を説明できる。教科書(P.25〜40)を読んでおくこと。1C-5-3)-①、C-5-3)-②、C-5-3)-③、C-5-3)-④、C-5-3)-⑤第4回10月1日(火)2時限永山炎症の定義と機序、滲出性炎の種類と病理組織学的特徴および経時的変化、炎症性細胞と機能を理解する。炎症の定義と機序、分類、炎症性細胞の種類と機能を説明できる。教科書(P.41〜59)を読んでおくこと。1C-5-5)-①、C-5-5)-②、C-5-5)-③、C-5-5)-④

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