2019 教授要綱 2年
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-127-13微生物学・口腔微生物学実習・ナンバリングOBS-2-11・実務家教員や実務家による授業・担当教員  ◎:実務家教員引頭 毅教授、猪俣 恵准教授・授業概要本科目では、臨床検査の一環として行われる微生物検査や免疫検査について基本的事項から検査の実際まで広く学習することを目指して講義と実習を企画しており、また口腔微生物学に関連した実習も併せて実施する。まずは基本となる滅菌・消毒法ならびに無菌操作法を修得し、その上で細菌と真菌の塗抹検査法や培養法を学び、病原体同定の手順について理解する。薬剤耐性菌の同定手段として薬剤感受性試験についても学習する。また感染症の診断法として重要となる免疫血清学検査について種々の方法を学習する他、免疫学的手法を用いる検査としてアレルギー検査や血液型検査の方法についても学習する。口腔微生物学実習では、齲蝕や歯周病に関与する病原細菌を実際に観察し、その特徴について理解する。これらを通じて、病原微生物、感染症、免疫に関する知識を微生物検査や免疫検査の観点からも深めていくことを目標とする。・到達目標適切な消毒、滅菌、ならびに無菌操作の方法を理解する。検体中の起炎菌(細菌・真菌)の同定に必要な培養法や塗抹検査法等の方法を理解する。感染症診断の一助となる免疫血清学検査ならびにその他の免疫学的手法による検査法について理解する。齲蝕と歯周病の原因微生物を観察し、形態や性状について理解する。・教育手法講義、実習、グループワーク・教科書『2019年度 微生物検査・免疫検査・口腔微生物学実習』 (講義・実習時に配布する)・参考書『口腔微生物学・免疫学 第4版』 川端重忠 他編(医歯薬出版)・オフィスアワー月曜日~金曜日 16:30~17:30 口腔微生物学研究室 引頭教授、猪俣准教授・評価方法実習試験(70%)、レポート(30%)・フィードバック方法第8回に第1回~第7回で習得した事項のまとめと確認を行うとともに、その内容に関して実習試験を実施することでフィードバックとする。回数実施日時限担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回11月1日(金)3、4時限引頭猪俣微生物検査に必要な心構えと基本的操作法および基礎知識を習得する。バイオセーフティの概念、滅菌法、消毒法、無菌操作法、ならびに培養法等を含めた細菌検査の基本について説明できる。復習:『2019年度 微生物検査・免疫検査・口腔微生物学実習』30分C-4-1)-①、C-4-1)-④第2回11月22日(金)3、4時限引頭猪俣塗抹検査に必要な知識ならびにグラム陽性菌の同定法を習得する。グラム染色法やその他の特殊染色法を含めた塗抹検査の基本ならびに種々のグラム陽性菌の同定法について説明できる。復習:『2019年度 微生物検査・免疫検査・口腔微生物学実習』30分C-4-1)-①、C-4-1)-②、C-4-1)-③第3回11月29日(金)3、4時限引頭猪俣グラム陰性菌の同定法ならびに薬剤耐性菌の検査法として薬剤感受性試験を習得する。種々のグラム陰性菌の同定法ならびに薬剤感受性試験について説明できる。復習:『2019年度 微生物検査・免疫検査・口腔微生物学実習』30分C-4-1)-①、C-4-1)-②、C-4-1)-③第4回12月6日(金)3、4時限引頭猪俣真菌の同定法を習得する。塗抹検査法や培養法を含めた真菌の同定法について説明できる。復習:『2019年度 微生物検査・免疫検査・口腔微生物学実習』30分C-4-1)-①、C-4-1)-②、C-4-1)-③

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