2019 教授要綱 1年
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-91-12歯科基礎物理学・ナンバリングBSD-1-04・実務家教員や実務家による授業・担当教員  ◎:実務家教員亀水 秀男、山本 靖男・授業概要人体の動きから人体内部の生命現象にいたるまで、生物といえども物質が関与する現象で、物理学の原理に従っている。医療(歯科・医科)の現場では、診査・診断装置や治療用装置等を頻用しているが、これらも物理学の原理に従って駆動している。歯科医療では、多くの歯科生体材料や器械・器具を使用して検査・診断・治療が行われているが、適切で良好な歯科医療を効率良く行うためには、これらの器械・器具の特性(構造、仕組み、物理現象)ならびに歯科材料の物理的特性(力学、材料強度学、物理的性質)を理解しておかなければならない。さらに、医療行為により生体が受ける物理的刺激や生理的反応も知っておかなければならない。歯科基礎物理学では、まず物理学の基本的事項を、自然現象から理解し、その現象を言葉と数式で表現できるように学修し、問題演習を通じてより深く理解する。また、医療(歯科・医科)における人体と物理学の関連性を理解するために、医療行為に関連した物理法則を学修し、それに関連した問題演習を行う。・到達目標基礎物理学の基本的事項を理解し、その現象を言葉と数式で表現できる。また、医療(歯科・医科)における人体と物理学の関連性を理解し、歯科材料や医療行為に関連した物理法則について説明でき、関連した問題が解ける。・教育手法講義(板書、スライド)、クリッカーシステムによる問題演習・教科書医療系のための物理(東京教学社)・参考書基礎物理(東京教学社)、医療系の物理学(東京教学社)、スタンダード歯科理工学(学建書院)、歯科放射線学(医歯薬出版)・オフィスアワー月曜日から金曜日の16時00分〜17時00分 物理学研究室 亀水教授、山本講師・評価方法試験の成績50%、平常の成績50%、平常の成績の評価方法 ⇨ 中間試験(50%) + 小テスト(40%) + 提出物(10%)・フィードバック方法中間試験・小テストの解説講義回数実施日時限担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回4月11日(木)1、2時限亀水物理を理解するためのルール:単位と次元を習得し、物理で使用する各種関数を学習する。国際単位系(SI単位系)の定義と意義を理解、説明できる。予習として教科書:医療系のための物理(p1~p6)を読んでおくこと1時間D-1-②第2回4月15日(月)1、2時限亀水歯科材料に関する材料力学を学習する。荷重の種類、応力、引張り、圧縮、せん断応力、モーメントを説明できる。予習としてテキスト:材料力学の基本(p1~p4)を読んでおくこと30分D-1-②第3回4月18日(木)1、2時限亀水歯科材料に関する材料力学を学習する。ひずみとポアソン比、応力ひずみ曲線を説明できる。小テストのため、復習しておくこと2時間D-1-②第4回4月18日(木)3、4時限山本基本的な波動の性質を学習する。波の種類、表現法、波長、振動数、正弦波を理解し、波の自然現象が説明できる。予習としてテキスト:音と光と人体(P1~P7)を読んておくこと1時間D-1-②

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