2019 教授要綱 1年
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-79-10数学・ナンバリングBSD-1-01・実務家教員や実務家による授業・担当教員  ◎:実務家教員若松宣一(教授)・授業概要数学は教養教育の根本をなすだけでなく、論理的思考力を養い、自然科学の量的記述には不可欠である。特に微分積分学は医学・歯学を含む自然科学の現象を解析するための必須の道具である。またこれからの歯科医師には情報リテラシーと呼ばれる、情報を活用する能力が求められる。情報リテラシーにおいては、収集された医療情報を整理・分析するための記述統計学と、推定や検定の基礎となる確率論と推測統計学は不可欠である。そこで数学の講義では、自然科学の量的記述に不可欠な微分積分学の基礎理論と、確率論と記述統計学を講義と演習を通して学習する。・到達目標・微分積分学の基礎理論を修得する。・数学的確率と統計的確率の定義を理解し、種々の事象の確率計算法を修得する。・記述統計学の基礎理論を学修し、データの整理・分析法を修得する。・教育手法講義の3分の2は基礎理論の解説と例題の解法提示を、残りの3分の1は演習とする。演習においては、毎回演習プリントを配布し、まず個人で解答させ、その後グループで学修する。また講義の各ステップごとに合計10回の小テストを行い、各自の学修到達度をチェックする。・教科書『新微分積分学Ⅰ』高遠節夫他著(大日本図書)、『新確率統計』高遠節夫他著(大日本図書)・参考書『バイオサエンスの統計学』市原清志著(南江堂)・オフィスアワーオフィスアワーは特に設けません。質問のある方は随時、3号館2階(若松)まで。予約不要です。・評価方法試験の成績50%、平常の成績50%、平常の成績の評価方法⇨出席点(30%)、中間試験(30%)、演習プリント(20%)、小テスト(20%)・フィードバック方法毎回演習プリントを配布して各自練習問題を解答する。提出されたプリントは添削後返却し、各自の学修到達度を自覚させる。また毎週1回放課後に補講を行い、演習プリント未終了者や、数学が不得手な学生を対象に個人指導を行う。回数実施日時限担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回4月10日(水)1、2時限若松『微分積分学1』・微分積分学の歴史と目的を学修する。・関数の極限の意味を学修する。(1)微分積分学の歴史とその目的が理解できる。(2)実数の公理が理解できる。(3)関数の極限の意味が説明できる。(事前学修)『新微分積分Ⅰ』p1〜p2:関数とその性質p6〜p9:関数の極限(事後学修)演習プリント(ベキ関数のグラフ)1時間第2回4月15日(月)1、2時限若松『確率と統計1』・数学的確率と統計的確率の定義を学修する。(1)古典的確率の定義が説明できる。(2)幾何学的確率の定義が説明できる。(3)統計的確率の定義が説明できる。(事前学修)『新確率統計』p1〜p4:確率の定義(事後学修)演習プリント(古典的確率の計算)1時間B-4-2)-①

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