-5-教育理念・目的 歯学部の教育理念は、建学の精神にのっとり、グローバル化する医療の中で、高い倫理観をもって常に患者の気持ちに向き合い、社会貢献に積極的に関与できる、豊かな人間性・国際性を兼ね備えた歯科医師を養成することにあります。 そのため、教養教育と歯科医学の専門教育で構成した系統教育および統合教育により、高度な専門知識と専門技術を習得し、高い倫理観と教養を身につけ、地域社会に貢献するとともに国際社会にも通用する歯科医師の育成を目指しています。教育目標 (1)人間の尊厳を重んじ、幅広い人間性と教養を備え、生命倫理に基づく深い洞察力と責任感を有する人材の育成を目指しています。 (2)歯科医学の高度な専門知識及び医療技術を有する人材の育成を目指しています。 (3)我が国における少子高齢社会の進展の中で、多様化する歯科医療ニーズに対し、生涯を通して口から食べることによる健康で豊かな長寿社会の実現に貢献することができる人材の育成を目指しています。 (4)日進月歩である歯科医学・歯科医療を生涯にわたり考究し、その発展のために日々努力し、国際社会の一員として、広い視野とリーダーシップを発揮できる能力の涵養を目指しています。ディプロマポリシー 歯学部では、所定の期間在学し、歯学部の教育理念、教育目標に沿って設定された授業科目を履修して、卒業時に次の到達目標を達成し、所定の単位を修得した者に対して、学士(歯学)の学位を授与することとしています。 ① 歯科医師として必要な倫理観や人間性を身につけるとともに、幅広い知識と豊かな教養そして社会性を有している。 ② 地域社会や国際未来社会で活躍できるコミュニケーション能力や英語能力を有しているとともに幅広い視野とリーダーシップを有している。 ③ 歯科医学の専門知識及び口腔疾患の予防・診断・治療に関する知識・技能を修得している。 ④ 全身医学との関連を理解し、患者にとって良質で安全な歯科医療を実践することができる。 ⑤ 多様化する地域社会の歯科医療ニーズにきめ細やかに対応し、口腔ケア、在宅歯科診療や、地域包括ケアシステムなど多職種連携チーム医療をもとに、地域社会に貢献する歯科医療を実践できる高い臨床能力を身につけている。 ⑥ 研究心と論理的思考能力を持って日々進歩する歯科医学・歯科医療を常に研鑽し、歯科医療の発展のために生涯にわたり自らの歯科医療の知識と技術の向上を図ることができる。カリキュラムポリシー 歯学部では、教育目標を達成するため、次のとおり教育課程の編成方針を定め、必要な授業科目を系統的あるいは統合的に開設しています。 ① 幅広い知識と豊かな教養について、基礎教育系科目を通じて学修するとともに、歯科医師として
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