2019 教授要綱 1年
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-36-1心理学回数実施日時限担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)事前事後学修(時間)モデル・コア・カリキュラム第1回4月12日(金)2時限本授業の範囲の紹介「心理学」に対する誤解「心」「心理学」に対する誤解を意識する。受講前に配布された資料の第1章を必ず読んで、疑問点を明らかにしてくること1時間第2回4月19日(金)2時限心理学に対する「神話」と実像心理学の実像を理解し、「心」を研究するのは心理学だけではないことを理解する。「心」「心理学」に大いなる好奇心を持って受講すること1時間第3回4月26日(金)2時限「心理学」における心は「他者の心」心理学の知識は他者理解の知識であることを理解する。(正しく自分理解に役立たせるには、自分を観察できなければいけない。)配布された資料の第2章を必ず読んで、疑問点を明らかにしてくること1時間第4回5月10日(金)2時限他者理解のメカニズム「心」そのものは、永久にとらえられないこと、「心」は、刺激と行動から推測されるもの、したがって相手の心は自分の中に出来上がることを理解する。前回の授業を復習し、身近な現象にあてはめてみること1時間・ナンバリングLAH-1-02・実務家教員や実務家による授業・担当教員  ◎:実務家教員大井修三・授業概要心理学は、大学に入って初めて勉強する分野です。しかし、大学に入るまで「心理学」という言葉を聞いたことがない人はほとんどいません。むしろ「心理学」という言葉を使ったことがない人はいないといってもよいほど、ポピュラーな言葉になっています。そのために、心理学の本来の「内容」と、勉強を始める前に受講生が持っている「理解」とが、多くの場合ズレています。このズレの原因は、心理学が「他者理解」の学問だというところにあります。この点を理解してもらってから、他者(患者、歯科衛生士、同僚、恋人、親などなど)を理解し、他者に理解してもらうにはどのようなことが必要かを考えていきます。その一助とするために、心理学の知識の一端を紹介していきます。・到達目標心理学は他者理解の学問であること、他者理解はどのように行われるかの原理を理解すること、自分の理解はすべて主観的に行われることを理解し実践できること、一人一人違うこと、違う人を動かすことの理解を目指します。・教育手法講義(適宜質問を投げかけ、その回答によって進行を調節します。毎回の授業の終わりに、コミュニケーションカードを出させ、次回にその内容を反映させます。)・教科書なし(配布する資料に沿って授業を進めます。)・参考書講義時に適宜紹介・オフィスアワー授業実施後・評価方法試験の成績が5割、平常の成績が5割の比率で評価します。平常の成績は出席と毎回提出してもらうコミュニケーションカードの内容によって評価します。・フィードバック方法毎回提出するコミュニケーションカードの内容に沿って、次授業の冒頭にそれに対する解説・回答を行います。

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