2019 教授要綱 1年
30/175

-30-生理学・口腔生理学、生化学・口腔生化学、微生物学・口腔微生物学について実習を交え開設している。 (2)口腔生体材料学 2年次に、歯科領域で使用される材料の基礎知識と材料の理工学的性質の理解を深めるため、歯科理工学及び実習を交え開設している。 (3)口腔疾患病態学 2年次に、疾病発生理論の基礎知識を知るために病理学総論を開設し、3年次では、その知識をさらに深めるために病理学・口腔病理学及び実習を開設している。 3年次に、疾病の治療に用いられる薬の作用の基本的知識を得るために薬理学・歯科薬理学及び実習を交え開設している。 (4)硬組織疾患・機能回復学 歯の一部崩壊、歯髄感染、歯冠崩壊、歯の欠損と変化する、疾病に対しての治療方法として、2年次より歯冠修復学を学び、3年次では歯冠修復学、歯内療法学、咬合学、部分床義歯学、全部床義歯学について実習を交え開設している。さらに、4年次ではクラウンブリッジ補綴学、口腔インプラント学、歯科臨床材料学について実習を交え開設している。 (5)口腔疾患治療学 3年次より歯科疾患の診断に欠かすことのできない歯科放射線学や歯周組織疾患治療学として歯周病学について実習を交えて学び、口腔内にできる腫瘍や骨折などについては、口腔外科学Iを開設する。4年次では、さらに口腔外科学IIにて実習を交え学習し、手術時に必要な麻酔についても、麻酔学、歯科麻酔学で学ぶ。 (6)発育・加齢・障害者治療学 4年次より顎、顔面の発育に応じた治療学として、小児歯科学、歯科矯正学、また障害者や高齢者のように全身的なリスクを持つ者に対する治療学として障害者歯科学、高齢者・有病者歯科学について実習を交え開設している。 (7)社会口腔保健学 2年次より、人口、生活環境、感染症や母子、学校、産業保健について公衆衛生学を学ぶ。3年次では、歯科疾患の個人的、公衆衛生的な予防に関する知識を口腔衛生学で実習を交え学ぶ。4年次では社会における歯科医師としての役割について社会歯科学、また、死亡後に医科や歯科から見える診断学として歯科法医学を学ぶ。 (8)総合医科学 歯科疾患だけの知識だけでは解決できない領域として、4年次より、内科学、外科学、隣接医科学を学ぶ。 (9)地域歯科医療学 地域医療ニーズを考慮し、訪問歯科診療や摂食嚥下リハビリテーションについて学ぶ地域歯科医療学を開設し、地域医療に関して1~4年次まで系統的に学ぶ、統合型スパイラル教育科目として地域社会と歯科医療を開設する。 (10)基礎歯科学 歯科医学の全体像を理解することを目的に、1年次に建学の精神と社会生活、基礎歯科学入門を開設する。また、2年次に患者と医療を開設し、歯学生が最も身につけるべき患者中心の

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る