教授要綱3年
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-76-11部分床義歯学・授業概要超高齢化社会を迎え人口構成が変化し歯科補綴への需要が高まる中、多様化した患者に対応した歯科補綴処置が望まれる。その中で、部分床義歯(局部床義歯、パーシャルデンチャー、Removable Partial Denture,R.P.D.)補綴の特徴および目的は「歯列の部分欠損とそれに伴って生じた歯周組織や歯槽突起の実質欠損を人工物で補うことを目的として、残存歯やインプラントを支台とする可撤性有床義歯を装着し術後管理する事」である。1顎の1歯欠損から13歯欠損にいたる多様な欠損の症例に適用され、口腔機能の賦活・回復,審美性の回復・改善などに寄与する。このユニットでは今までに学習した知識を基に部分床義歯の構造や設計を学習する。・教科書『歯学性のパーシャルデンチャー 第6版』・参考書『パーシャルデンチャーテクニック 第5版』、『歯科補綴学専門用語集 第4版』、『症例に応じたパーシャルデンチャーの設計マニュアル 』・オフィスアワー月曜日〜金曜日 16:30~17:00、1号館3階 都尾教授室(都尾教授)・評価方法試験の成績(50%)、平常の成績(50%)  平常の成績の評価方法 ⇨ 受講態度、確認テスト11-1 ユニット:基礎編回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回9月4日(火)1時限都尾歯科補綴、可撤性義歯、全部床義歯、部分床義歯、可撤性義歯の歴史を修得する。歯科補綴を説明できる。教科書P9~13 局部床義歯補綴の歴史と趨向(すうこう)E-3-4)-(2)-⑫可撤性義歯を説明できる。全部床義歯を説明できる。部分床義歯を説明できる。第2回9月4日(火)2時限都尾部分床義歯の目的、臨床的意義としての残存組織の保護、啓発疾患の予防、機能回復、審美性および精神的回復、歯科医師の心構えを修得する。歯や歯周組織の欠損により引き起こされる問題を説明できる。教科書P14~20 局部床義歯補綴の目的と臨床的意義E-3-4)-(2)-①部分床義歯の目的を説明できる。部分床義歯の臨床的意義を説明できる。第3回9月11日(火)1時限都尾支持把持維持の機能別構成要素を修得する。構造的特徴を説明できる。教科書P70~73 局部床義歯の特徴と構成要素E-3-4)-(2)-⑤各構成要素を説明できる。治療の手順を説明できる。支持を説明できる。把持を説明できる。維持を説明できる。第4回9月11日(火)2時限都尾口腔外の因子、固定性補綴物から見た条件、部分床義歯から見た条件を修得する。口腔外の因子を説明できる。教科書P74~78 補綴装置の選択E-3-4)-(2)-⑫固定性架工義歯の長所と短所を説明できる。E-3-4)-(2)-①可撤性部分床義歯の長所と短所を説明できる。固定性補綴物から見た条件を説明できる。部分床義歯から見た条件を説明できる。第5回9月18日(火)1時限都尾分類の目的、Kennedyの分類、Eichnerの分類を修得する。症型分類の有効性を説明できる。教科書P79~83 局部床義歯の設計に有用な症型分類E-3-4)-(2)-③Kennedyの分類を説明できる。Kennedyの分類によりあらゆる部分床義歯を分類できる。Eichnerの分類を説明できる。Eichnerの分類によりあらゆる部分床義歯を分類できる。

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