教授要綱3年
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-73-10咬合学・授業概要咀嚼、嚥下、構音に代表される顎口腔系の機能は、系を構成する歯・歯周組織、顎骨・顎関節およびこれらに付着する筋などの軟組織と、これらの器官に関与する神経系の機能統合によって営まれている。また、こうした顎口腔系諸組織の保全と機能回復が歯科治療の目的の一つともいえる。咬合学では、2年次までで修得した口腔解剖学、口腔生理学の中から顎口腔系構成要素についての知識を再確認、整理し、4年次にかけて修得する歯科補綴学、歯科矯正学分野から機能回復について必要となる基本的事項を選択して教示し、総覧的に理解を深める。・教科書『補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識』藍 稔(学建書院)・参考書『分担解剖学1・2・3』(金原出版)、『基礎歯科生理学』(医歯薬出版)、『無歯顎補綴治療学』(医歯薬出版)、『歯学生のパーシャルデンチャー』(医歯薬出版)、『クラウンブリッジ補綴学』(医歯薬出版)、『歯科矯正学』(医歯薬出版)・オフィスアワー17:00~19:00 1号館3F 江尻教授室(江尻教授)、硲 教授室(硲教授)、都尾教授室(都尾教授)、石神教授室(石神教授)、北井教授室(北井教授)8:00~19:00 月、火、水 1号館2F 藤原教授室(藤原教授)・評価方法試験の成績(50%)、平常の成績(50%) 平常の成績の評価方法 ⇨ チェックリスト、まとめノート回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回4月4日(水)1時限硲摂食機能に関わる咬合と咀嚼およびそれらに付随する生理学的事項を再確認し理解を深める。下顎随意運動(下顎限界運動を含む)と下顎位を説明できる。下顎随意運動時の顎関節の位置関係と顎関節の機能を説明できる。咬合力と咀嚼力を説明できる。咀嚼周期を説明できる。咀嚼値と咀嚼能率を説明できる。2年次に学習した「生理学・口腔生理学」の該当箇所を復習しておくこと。E-2-1)-③E-2-1)-⑥E-2-1)-⑦E-2-1)-⑧E-2-2)-④E-2-1)-⑧第2回4月4日(水)2時限硲摂食機能に関わる咬合、咀嚼、嚥下および嘔吐とそれらに付随する生理学的事項を再確認し理解を深める。咀嚼過程を説明できる。咀嚼の制御機構(特に神経性調節)を説明できる。下顎反射を説明できる。顎舌反射を説明できる。嚥下の機序と生理学的特徴を説明できる。嘔吐の機序と生理学的特徴を説明できる。2年次に学習した「生理学・口腔生理学」の該当箇所を復習しておくこと。E-2-1)-⑦E-2-1)-⑧E-2-1)-⑨E-2-1)-⑩E-2-2)-③第3回4月11日(水)1時限江尻咬合に関与する顎口腔系の骨を理解する。咬合に関与する顎口腔系の骨を説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p10-13E-2-1)-②咀嚼筋と関連筋群を理解する。咀嚼筋と関連筋群を説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p14-16E-2-1)-③下顎運動と筋の関係をr理解する。下顎運動と筋の関係を説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p18第4回4月11日(水)2時限江尻顎口腔系に関係する主な神経を理解する。顎口腔系に関係する主な神経を説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p20-22E-2-1)-⑤顎口腔系の神経筋機構を理解する。顎口腔系.の神経筋機構を説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p23-25E-2-1)-⑤顎関節の構造と運動を理解する。顎関節の構造と運動を説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p26-27E-2-1)-⑥顎口腔系に関する動脈・静脈について理解する。顎口腔系に関する動脈・静脈について説明できる。補綴臨床に必要な顎口腔の基礎知識 p28-29E-2-1)-④
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