教授要綱3年
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-60-7歯冠修復学実習・授業概要歯冠修復学は歯科臨床科目であり、臨床の場で正しく実践されて初めて達成される学問である。したがって、歯冠修復学実習は臨床実習に入る前の学生の態度・技能・知識が臨床実習に適切に反映されるかどうかを評価するのが目的である。そこで、ファントムによる模型実習とOSCE(Object Structured Clinical Examination: 客観的臨床能力試験)に対応した実習により、歯冠修復の基本的技能と態度を修得する必要がある。具体的に本実習で行う内容は日常臨床で最も利用頻度の高い成形修復(直接修復)のコンポジットレジン修復、グラスアイオノマーセメント修復、間接修復のメタルインレー修復とコンポジットレジンインレー修復である。・教科書『実習書:[Manual of Operative Dentistry]』堀田正人 他・参考書『保存修復クリニカルガイド 第2版』千田 彰 他(医歯薬出版)・オフィスアワー月~金曜日 16:30~19:00 歯科保存学研究室(大橋講師:月水のみ、日下部講師、尾池助教、村瀬助教、片山助教)、堀田教授室(堀田教授)・評価方法実習製作物(80%)、レポート(10%)、態度(10%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回4月9日(月)3時限堀田大橋日下部尾池村瀬片山 他診療設備(ファントム)・器具・器械の使用法を習得する。エアータービンによる切削法を理解する。前処置の隔壁を理解する。1)実習に使用する器具、材料を選ぶ。2)実習台(診療設備・ファントム)の使用方法を理解し、実施する。3)実習器具を使用する。4)診療姿勢を取る。5)鏡視法により十字窩洞を切削する。6)Toemire式リテーナーの操作・使用方法を理解し、実施する。7)指定された歯に装着する。8)ウェッジ挿入を実施する。9)装着状態を確認する。実習書:十字窩洞形成(P1-5)、隔壁法(配布プリント)予習時間:15-30分D-1-①、③歯科診療機器(歯科材料・器械・器具)の所要性質と用途E-3-3)-(1)-④、⑥窩洞形成の方法第2回4月9日(月)4時限堀田大橋日下部尾池村瀬片山 他グラスアイオノマーセメント修復を習得する。1)くさび状欠損窩洞の形成を実施する。2)サービカルマトリックスによる隔壁を装着する。3)光硬化型セメント充填(接着システムを含む)を実施する。4)仕上げ研磨を実施する。実習書:くさび状欠損に対する光硬化型グラスアイオノマーセメント修復(P7-15)予習時間:15-30分E-3-3)-(1)-①、②、③、⑥窩洞形成の方法、模型上での基本操作、修復処置F-3-3)-①模型上での基本操作、修復処置第3回4月16日(月)3時限堀田大橋日下部尾池村瀬片山 他コンポジットレジン修復の窩洞形成を習得する。1)コンポジットレジン窩洞(Black5級)を形成する。2)コンポジットレジン窩洞(Black3級)を形成する。3)コンポジットレジン窩洞(Black1級)を形成する。実習書:5級コンポジットレジン修復、3級コンポジットレジン修復、1級コンポジットレジン修復(P17-26、P27-36、P37-48)予習時間:15-30分E-3-3)-(1)-①、②、③、⑥窩洞形成の方法、模型上での基本操作、修復処置F-3-3)-①模型上での基本操作、修復処置第4回4月16日(月)4時限堀田大橋日下部尾池村瀬片山 他コンポジットレジン修復の窩洞形成を習得する。1)コンポジットレジン窩洞(Black5級)を形成する。2)コンポジットレジン窩洞(Black3級)を形成する。3)コンポジットレジン窩洞(Black1級)を形成する。実習書:5級コンポジットレジン修復、3級コンポジットレジン修復、1級コンポジットレジン修復(P17-26、P27-36、P37-48)予習時間:15-30分E-3-3)-(1)-①、②、③、⑥窩洞形成の方法、模型上での基本操作、修復処置F-3-3)-①模型上での基本操作、修復処置

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