教授要綱3年
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-56-6歯冠修復学Ⅱ・授業概要歯冠修復学(保存修復学)は歯科保存学の一分野として体系づけられる。歯の硬組織の疾患を予防・治療し、その形態と機能を回復して歯の保存を図り、口腔の機能と健康を維持増進させる学問であり、歯科臨床の根幹をなすと言える。この分野ではう蝕の発生機序・進行や歯の硬組織への様々な侵襲に対する制御、硬組織再石灰化、加齢に伴う生理的変化への対処に取組み、従来のう蝕病巣の徹底的除去と予防的な意義のもと、ミニマルインターベンションの概念に基づいた歯科医療、う蝕治療について学ぶ。これらの根拠としてはう蝕学の発展、歯科接着技法と材料の進歩、公衆および個人口腔衛生の徹底、患者・疾患管理型医療の発展があるが、それらについても学ぶものである。歯冠修復学IIではコンポジットレジン修復、グラスアイオノマー修復、アマルガム修復、コンポジットレジンインレー修復、セラミックインレー修復、メタルインレー修復、べニア修復、歯の漂白等の各論について学ぶ。・教科書『保存修復学21 第五版』田上順次 他(永末書店)・参考書『保存修復学 第6版』千田 彰 他(医歯薬出版)、『保存修復クリニカルガイド 第2版』千田 彰 他(医歯薬出版)、『保存修復学専門用語集第2版 日本歯科保存学会編』(医歯薬出版)・オフィスアワー月曜日~金曜日 16:30~19:00、1号館3階 堀田教授室(堀田教授)、1号館1階 歯科保存学分野歯冠修復学研究室(大橋講師:月・水のみ、日下部講師、尾池助教、村瀬助教、片山助教)・評価方法試験の成績(50%)、平常の成績(50%) 平常の成績の評価方法 ⇨ 確認テスト(50%)、10分間小テスト(50%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第12回4月5日(木)1時限堀田診療設備・器具・器械を理解して習得できる。1)診療設備について記述できる。2)回転切削器械について記述できる。3)回転切削器具について記述できる。4)手用切削器具について記述できる。5)レーザーについて記述できる。教科書(第五版保存修復学21):P89-101参考書(保存修復学第6版):P97-107E-1-1)-②D-1-①D-1-③第2回4月5日(木)2時限堀田診療設備・器具・器械を理解して習得できる。1)その他の器材によるう蝕除去について記述できる。2)診療姿勢・器具の持ち方について記述できる。3)滅菌・消毒法について記述できる。4)感染予防対策について記述できる。教科書(第五版保存修復学21):P101-107参考書(保存修復学第6版):P107-108、35-43D-1-①C-4-1)-④第3回4月12日(木)1時限堀田コンポジットレジン修復を理解する。1)マトリックスレジンについて記述できる。2)フィラーについて記述できる。3)コンポジットレジンの分類について記述できる。4)フロアブルコンポジットレジンについて記述できる。5)光照射器について記述できる。教科書(第五版保存修復学21):P149-162参考書(保存修復学第6版):P145-153、157-158D-1-①D-1-②D-2-①第4回4月12日(木)2時限堀田コンポジットレジン修復を理解する。1)開発の流れについて記述できる。2)接着性レジンの構成について記述できる。3)接着のメカニズムについて記述できる。4)臨床使用上の注意点について記述できる。教科書(第五版保存修復学21):P162-172参考書(保存修復学第6版):P139-145D-2-③第5回4月19日(木)1時限堀田コンポジットレジン修復を理解する。1)適応症について記述できる。2)修復の手順について記述できる。3)各種修復症例について記述できる。4)問題点ならびに対処法について記述できる。教科書(第五版保存修復学21):P172-186参考書(保存修復学第6版):P153-157、158-166E-3-3)-(1)-①E-3-3)-(1)-③E-3-3)-(1)-④E-3-3)-(1)-⑥
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