教授要綱3年
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-112-・・授業概要将来の地域医療を担当する歯科医師として、地域包括ケアシステムを担う歯科医療を実現する体系的学士課程の構築を目指して、各自が仮想診療所(私の診療所)を想定して、具体的にそのプロセスについて必要な諸条件について学ぶ。参加型スパイラル・チーム学習による学年縦断でスパイラルに諸教科を段階的に学びながら、得られた知識、技能、態度を基に、自ら学ぶ力と地域で活躍できる医療人に必要な能力を身につける。3年次は、患者付添実習で患者の気持ちを理解するとともに、Paper Patient及びe-learningを通して将来必要な医療の概要と地域医療、チーム医療を学ぶ。・教科の特徴と1年次から5年次まで継続するスパイラル教科、教育手法としてTBL、ポートフォリオ、ルーブリック 教育手法評価を導入している。2次、3次医療機関の役割およびその連携方法とチーム医療を学ぶ。Paper Patientを通して地域医療を学ぶ。口腔状態の検査(在宅診療で可能な検査法)、専門的口腔ケアの実践に必要な知識の習得と口腔ケアを実習で学ぶ。・参考書配布資料(学生用ガイド、資料集、予習資料、講義資料)・オフィスアワーコーディネータ:住友教授 後期の水曜日16:30から17:30・評価方法個人に対するMCQテスト(IRAT):30%、凝縮ポートフォリオのルーブリック評価:20%、体験シート、学習成果のサマリー等の評価:40%、夏休み見学実習の体験シートの評価:10%回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回夏休みの1日間住友1. 患者さんの気持ちに寄り添うことができる。2. 患者、家族に対して適切な態度で接することができる。3. 個人情報の守秘義務を厳守できる。1)患者さんを介してコミュニケーション力の向上を身につける。2)医療の場における多様な患者と意思疎通を図ることができる。3)病院と地域の診療所の果たす役割を患者サイドから学ぶ。4)実習を通して知りえた個人情報の守秘義務を厳守できる。・附属病院における臨地実習A-7-1)コミュニケーションB-2-2)保健・医療・福祉制度F-5 地域医療第2回CDグループ9月5日(水)ABグループ9月12日(水)1,2時限住友1. 高齢社会とチーム医療の必要性を理解できる。2. 脳梗塞を合併した歯科患者を通して医療・歯科医療の仕組みと連携を学ぶ。1)脳梗塞の発症から症状の回復までの一連の医療体制の概要を説明できる。2)医療・歯科医療の連携とチーム医療の基本を説明できる。・e-ラーニング・講義(A):高齢社会とチーム医療。・IRAT,GRAT・講義(B):チーム医療における歯科医療・目標シートの作成・発表A-7-3)患者中心のチーム医療B-2-2)保健・医療・福祉制度E-4-4)障害者の歯科医療F-5 地域医療第3回CDグループ9月19日(水)ABグループ9月26日(水)1,2時限住友1. 訪問診療の高齢者に多くみられる基礎疾患(医科)の概要を理解する。2. 訪問診療で基礎疾患を有する高齢者の歯科治療中の注意点を列挙できる。1)訪問診療で高齢者に多くみられる基礎疾患(医科)を列挙し、その特徴を知ることができる。2)訪問診療で基礎疾患を有する高齢者の歯科治療中の注意点を列挙できる。・e-ラーニング・IRAT,GRAT・講義(C):訪問歯科診療と高齢者の疾病E-4-3)高齢者の歯科医療E-4-4)障害者の歯科医療F-5 地域医療地域社会と歯科医療Ⅲ(私の歯科クリニック)22

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