教授要綱3年
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-106-20口腔衛生学・授業概要歯科医師は歯科医療と保健指導を掌ることにより、公衆衛生の向上と増進に寄与し、人々の健康な生活を確保するプロフェッショナルである。人々が健康な生活を送るためには、個別的な対応だけでなく、個々では解決できないような問題に対する社会的対応も必要である。口腔衛生学は、個人の口腔の健康保持・増進はもとより、社会的対応を通じた口腔疾患の予防や健康の増進を図るための科学的な方法や技術を提供する。・教科書『口腔保健・予防歯科学』(医歯薬出版)、配布講義資料・参考書『スタンダード衛生・公衆衛生 第15版』(学建書院)・オフィスアワー月曜日〜金曜日 16:40~18:00、1号館3階 友藤教授室(友藤教授)、1号館4階 社会口腔保健学研究室(廣瀬講師、岩崎助教)・評価方法試験の成績(50%)、平常の成績(50%) 平常の成績の評価方法 ⇨ 確認テスト(50%)、授業態度(50%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回9月6日(木)1時限友藤1)口腔保健・予防歯科学の目的と意義を理解する。1)口腔保健・予防歯科学の目的と意義を説明できる。2)健康と疾病予防の概念を説明できる。3)口腔保健の現状と今後を説明できる。教科書:序論(p1~p9)B-1-①2)健康と疾病予防の概念を理解する。1)疾病のリスクファクターを理解する。1)非感染性疾患(NCDs)のリスクファクターを列挙できる。教科書:序論(p1~p9)B-1-②1)健康格差を理解する。1)健康の社会的決定要因を説明できる。教科書:序論(p44)1)歯科疾患の自然史と予防のレベルを理解する。1)口腔保健における、歯科自然史に応じた第1次、第2次、第3次予防を例示できる。教科書:序論(p1~p9)B-3-1)-①第2回9月6日(木)2時限友藤1)口腔内環境要因(付着物、沈着物、唾液の作用等)を理解する。1)唾液の主な作用と関連する成分を列挙できる。2)ペリクルの構成成分と生理機能を説明できる。3)プラークの組成、形成機序、病原性を説明できる。4)歯石の組成と形成機序を説明できる。5)舌苔の組成を列挙できる。6)歯の外因性・内因性沈着物を列挙できる。教科書:口腔の組織と発育・機能(p13~p14)、口腔バイオフィルムの形成と病原性(p15~p32)B-3-2)-⑤第3回9月10日(月)3時限友藤1)齲蝕の概念と発生要因を理解する。1)齲蝕の進行、病因論を説明できる。2)齲蝕発生の3、4大要因を説明できる。3)齲蝕リスクの早期発見のための検査・診査を列挙できる。4)齲蝕リスクの予防・管理を説明できる。教科書:齲蝕(p33~p44)、齲蝕予防(p132~p137)B-3-2)-①2)齲蝕リスクの検査・診断を理解する。第4回9月10日(月)4時限友藤1)歯周病の分類と発生要因を理解する。1)歯周病の定義と特徴を説明できる。2)歯周病を分類できる。3)歯周病の発生要因を列挙できる。4)歯周病の検査方法を説明できる。5)歯周病を予防・管理する方法を説明できる。教科書:歯周病(p52~p63)、歯周病予防(p142~p147)B-3-2)-①2)歯周病の検査・診断と予防管理の方法を理解する。
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