教授要綱2年
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-89-・授業概要【口腔の分子基盤】 結合組織(その構成成分、構造、機能、代謝)、カルシウムの恒常性と硬組織成分の形成過程およびその特徴や機能、口腔環境を担う物質(唾液の役割、ペリクルやプラークの形成)および、歯周組織の組成、代謝や疾患について学ぶ。【細胞の情報伝達と病態生化学】 遺伝子の営みから、染色体異常、遺伝子疾患の遺伝形式、癌の遺伝子異常、生活習慣病の成り立ちの概略について学ぶ。細胞間情報伝達機構(ホルモンやサイトカインの特徴、炎症のケミカルメディエーター素種類と特徴)、細胞内シグナル伝達機構(セカンドメッセンジャーの役割)および、血球と血漿に含まれる物質、止血機構、生化学検査について学ぶ。・教科書『スタンダード生化学・口腔生化学 第3版』(学建書院)、『口腔生化学 第5版』(医歯薬出版)・参考書『ハーパーの生化学』(丸善)、『ビジュアル生化学・分子生物学』(日本医事新報社)、『シンプル生化学 改訂第5版』(南江堂)、『生命科学のための基礎化学』(丸善)(1学年の化学教科書と同じ)、『illustrated 基礎生命科学』(京都廣川書店)(1学年の生物教科書と同じ)、『生命科学の基礎 第1版』(学建書院)・オフィスアワー月~金 16:30~18:00 1号館3階 近藤教授室(近藤信夫)、1号館4階 生化学研究室(高山英次)・評価方法定期試験の成績(50%)、平常の成績(50%)、平常点の評価方法 ⇨ 小テスト・確認テストの受験状況(70%)、課題レポート(30%)10-1 ユニット:口腔の分子基盤回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回11月5日(月)1時限近藤遺伝子の複製、修復、転写、翻訳を理解する。1)転写と転写調節の機序を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学、遺伝情報の転写(p106~p113)、遺伝情報の翻訳(p114~p117)、illustrated 基礎生命科学、DNAの複製・転写・翻訳・遺伝子発現・遺伝子修復(p151~p180)、リボソームと抗生物質(p182)C-2-2)-②C-2-2)-③2)翻訳の機序を説明できる。第2回11月5日(月)2時限近藤遺伝子の解析とその応用を理解する。1)遺伝子工学技術とその意義を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学、遺伝子組換え(p118~p119)、遺伝子解析技術(p120~p121)、遺伝子診断と治療(p122~p125)、illustrated 基礎生命科学、PCR(p181)、遺伝子治療(p146)C-2-2)-⑤2)遺伝子の増幅とその解析技術の応用を説明できる。3)遺伝子診断法とその応用を説明できる。第3回11月7日(水)1時限近藤結合組織線維成分(コラーゲンおよびエラスチン)の形成機構を理解する。1)結合組織の構造と組成を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学、結合組織の構造と構成成分(p180~p181)、コラーゲン(p181~p185)、エラスチン(p186~p187)、架橋構造(p188~p189)、口腔生化学、コラーゲン(p49~p63)、エラスチン(p63~p66)C-2-4)-③C-3-4)-(2)-②2)コラーゲンの性状と生合成過程を説明できる。3)エラスチンの性状を説明できる。4)線維性タンパク質の架橋構造を説明できる。第4回11月7日(水)2時限近藤プロテオグリカンおよび接着性タンパク質の構造と機能を理解する。1)プロテオグリカンの構造、種類、機能を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学、プロテオグリカンの構造と機能(p190~p193)、接着性糖タンパク質の構造と機能(p194~p195)、細胞外マトリックス成分に対応する細胞表面の受容体(p196~p197)、口腔生化学、プロテオグリカン(p66~p71)、接着性糖タンパク質(p71~p78)C-2-4)-①C-2-4)-③2)接着性タンパク質の構造、種類、機能を説明できる。生化学・口腔生化学10

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