教授要綱2年
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-142-C-2 生命の分子的基盤C-2-1)生命を構成する基本物質ねらい :基本的な生体物質の分子構造、機能及び代謝(正常と異常)を理解する。学修目標:①アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を説明できる。②糖質の構造、機能及び代謝を説明できる。③脂質の構造、機能及び代謝を説明できる。④生体のエネルギー産生と利用を説明できる。⑤酵素の機能と主な代謝異常を説明できる。C-2-2)遺伝子と遺伝ねらい :遺伝子の構造と機能及び遺伝の基本的機序を理解する。学修目標:①核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を説明できる。②デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復の機序を説明できる。③転写と翻訳の過程と調節機序を説明できる。④遺伝性疾患の発生機序を説明できる。⑤遺伝子解析や遺伝子工学技術を説明できる。C-2-3)細胞の構造と機能ねらい :細胞の基本構造と機能及び増殖と分化機構を理解する。学修目標:①真核細胞の全体像と細胞膜、核、細胞内器官及び細胞骨格の構造と機能を説明できる。②細胞の分泌と吸収を説明できる。③細胞周期と細胞分裂を説明できる。④細胞死の種類と基本的機序を説明できる。C-2-4)細胞の情報伝達機構ねらい :細胞間、細胞とマトリックスの接着機序及び細胞レベルでの情報伝達の仕組みを理解する。学修目標:①細胞接着の機構を説明できる。②ホルモン、成長因子、サイトカイン等の受容体を介する細胞情報伝達機構を説明できる。③主な細胞外マトリックス分子の構造と機能、合成と分解を説明できる。C-3 人体の構造と機能C-3-1)身体の部位と方向用語ねらい :身体の部位と方向用語を理解する。学修目標:①身体の区分及び方向用語を用いた運動方向と位置関係を説明できる。C-3-2)組織、器官及び個体の発生と成長ねらい :個体と器官・組織の発生と成長の過程を理解する。学修目標:①人体の正常な個体発生と器官発生を説明できる。②多能性幹細胞と基本的な発生学的技術を概説できる。③人体の形態的な成長と機能的な発達を説明できる。④小児の身体発育、精神発達の特徴と評価法を説明できる。C-3-3)組織、器官及び個体の老化ねらい :組織、器官及び個体の成熟期以降の加齢変化(老化)を理解する。学修目標:①人体の老化の特性と機序及び寿命を概説できる。②老化に伴う細胞、組織、器官及び個体の形態的・機能的な変化を概説できる。③老化に伴う精神的・心理的変化を説明できる。C-3-4)身体を構成する組織と器官ねらい :人体諸器官の正常な構造及び生理的機能とその機序を理解する。学修目標:C-3-4)-(1)上皮組織と皮膚・粘膜系①上皮組織の形態、機能及び分布を説明できる。②皮膚と粘膜の基本的な構造と機能を説明できる。③腺の構造と分布及び分泌機構を説明できる。
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