教授要綱2年
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-140-A-9-1)生涯学習への準備ねらい :歯科医学・医療・科学技術の進歩と社会の変化(経済的側面を含む)やワーク・ライフ・バランスに留意して、歯科医師としてのキャリアを継続させる生涯学習者としての能力を身に付ける。学修目標:①自ら問題点を探し出し、自己学習によってそれを解決することができる。②歯科医学・医療に関連する情報を客観的・批判的に統合整理することができる。③医療の改善の必要性と科学的研究の重要性を説明できる。④科学的研究(臨床研究、疫学研究、生命科学研究等)に積極的に参加する。B 社会と歯学B-1 健康の概念ねらい :歯科医学及び歯科医療によって健康に寄与するために、健康と疾病の概念を理解する。学修目標:①健康、障害と疾病の概念を説明できる。②口腔と全身の健康との関連を説明できる。③栄養と食育を説明できる。B-2 健康と社会、環境B-2-1)歯科医師法・歯科医療関係法規ねらい :法令を遵守して歯科医療を実践するために、歯科医師法及び歯科医療関連法規の規定を理解する。学修目標:①歯科医師法を説明できる。②医療法を概説できる。③歯科衛生士法と歯科技工士法を説明できる。④薬事衛生法規を概説できる。⑤保健衛生法規を概説できる。⑥医師法、薬剤師法及び保健師助産師看護師法を概説できる。⑦その他の歯科医療関連職種の身分法を概説できる。B-2-2)保健・医療・福祉・介護の制度ねらい :限られた医療資源の有効活用の視点を踏まえ、適切に保健・医療・福祉・介護を提供するために、関連する社会制度、地域医療及び社会環境を理解する。学修目標:①保健・医療施策を説明できる。②医療保険制度と医療経済(国民医療費)を説明できる。③社会保障制度(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)を説明できる。④高齢者の置かれた社会環境を説明できる。⑤障害者の置かれた社会環境を説明できる。⑥虐待の防止に関する制度と歯科医師の責務を説明できる。⑦社会環境(ノーマライゼーション、バリアフリー、生活の質(quality of life))の考え方を説明できる。⑧地域における保健・医療・福祉・介護の連携(地域包括ケアシステム)を説明できる。⑨災害時の歯科医療の必要性を説明できる。B-2-3)歯科による個人識別ねらい :大規模災害時等における身元確認等に資するために、歯科による個人識別の重要性を理解する。学修目標:①歯科による個人識別を説明できる。②歯科医師による身元確認や関連する死因究明等の制度を説明できる。B-2-4)環境と健康ねらい :環境の健康への影響及び歯科医療の環境への影響に配慮するために、環境と健康との関わりを理解する。学修目標:①環境による健康への影響を説明できる。②環境基準と環境汚染を説明できる。B-3 予防と健康管理B-3-1)予防の概念ねらい :公衆衛生と歯科医療を遂行するために、予防の概念を理解する。学修目標:①疾病の自然史と第一次、第二次及び第三次予防を説明できる。
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