教授要綱2年
132/156
-132-地域社会と歯科医療Ⅱ(私の歯科クリニック)19・授業概要将来の地域医療を担当する歯科医師として、自分の診療形態を実現するために、各自が仮想診療所(私の歯科クリニック)を想定して、具体的にそのプロセスに関する必要な諸条件について学ぶ。学年縦断でスパイラルに諸教科を段階的に学びながら、得られた知識、技能、態度を基に、自ら学ぶ力と地域で活躍できる医療人に必要な能力を身につける。2年次は、社会福祉と歯科医療との連携の現状を知り、地域で包括支援連携医療を展開する際に必要な医療職・福祉職の職内容を理解する。また、臨地実習を含めて地域における歯科医療の果たす役割を理解し、歯科に関連する介護技能を習得する。・教科の特徴と1年次から5年次まで継続するスパイラル教科で、教育手法としてTBL、ポートフォリオ、ルーブリック 教育手法評価を導入する。地域の包括支援に関連する諸施設の内容と職種特徴をゲストティーチャーが講義する。福祉施設の臨地実習を実施する。・担当教員コーディネータ:玄教授、ファシリテータ:A・Bクラスに教員各9名・教科書・参考書配布資料(学生用ガイド、資料集、予習資料、講義資料等)・オフィスアワーコーディネータ:玄教授 後期の水曜日16:30から17:30・評価方法個人に対するMCQテスト(多肢選択式):30%凝縮ポートフォリオのルーブリック評価:20%体験シート、学習成果のサマリー、振り返りシート、成長報告書(成長エントリーシート)の評価:40%夏休み福祉施設実習の体験シートの評価:10%回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回各自、夏休みの2日間(福祉施設)コーディネータ:玄、向井1.地域の福祉施設の特徴や設備を理解する。2.施設利用者の疾患や介護内容を理解する。3.利用者の日常介護の補助ができる。4.歯科医療の必要性と問題に気づくことができる。1)施設職員とのコミュニケーションが取れる。2)施設利用者の日常介護の補助ができる。3)口腔ケア、食事介助の補助ができる。・近隣の福祉施設のおける臨地実習A-7-1)コミュニケーションB-2-2)保健・医療・福祉制度F-5 地域医療第2回Bクラス9月4日(火)Aクラス11月6日(火)各3・4時限玄(講義A)玄(講義B)1.社会保障の仕組みを理解する。2.高齢者、障害者の福祉と歯科医療の関わりを知る。3.老年症候群を理解する。4.高齢者、障害者の口腔機能低下が理解できる。1)社会保障の仕組み(4つの柱)を理解し福祉と歯科医療の関わりを知る。2)フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームを理解する。3)オーラルフレイルを理解する。4)超高齢社会と有病者に必要な歯科医療の概要を知る。・TBLによる学習・IRAT(5問),GRAT・講義(A):社会保障・IRAT(5問),GRAT・講義(B):老年症候群、オーラルフレイルおよび有病者の歯科医療A-7-3) 患者中心のチーム医療B-2-2)保健・医療・福祉制度E-4-3)高齢者の歯科医療E-4-4)障害者の歯科医療F-5 地域医療第3回Bクラス9月11日(火)Aクラス11月13日(火)各3・4時限理学療法士(朝日大学病院)(講義C)1.疑似体験で高齢者・障害者の身体的特徴の一部を理解できる。2.車椅子、トランスファー・体位変換等の介助ができる。1)高齢者・障害者疑似体験を通して老化や障害の身体的な負担内容が理解できる。2)歯科ユニットへの移乗、体位変換、ユニットからの下降の介助方法を知り、特別な支援が必要な人の介助ができる。・講義(C):介護の基本とリハビリテーション 講師:理学療法士・本学看護学科の実習室を使用して実習E-4-3)高齢者の歯科医療E-4-4)障害者の歯科医療F-5 地域医療
元のページ
../index.html#132