教授要綱2年
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-126-公衆衛生学18・授業概要歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、国民の健康な生活を確保するプロフェッショナルである。人々が健康な生活を送るためには、個別的な対応だけでなく、個々では解決できないような問題に対する社会的対応も必要である。公衆衛生学は、個人の健康の保持・増進はもとより、社会的対応に通じた疾病の予防や、健康の増進を図るための科学的な方法や技術を提供する学問である。【個人の健康と生活】 本ユニットでは、健康の概念、疫学の概念、感染症の疫学、保健制度・医療政策、環境衛生、食品衛生、および人口統計を学ぶ。【地域保健活動と健康】 本ユニットでは、地域保健、地域歯科保健、ライフステージ毎の保健政策・歯科保健政策、および国際保健を学ぶ。・教科書『スタンダード衛生・公衆衛生 第15版』(学建書院)、配布講義資料・参考書『口腔保健・予防歯科学』(医歯薬出版)・オフィスアワー月曜日〜金曜日 16:40~18:00、1号館3階 友藤教授室(友藤教授)、1号館5階 社会口腔保健学研究室(廣瀬講師、岩崎助教)・評価方法試験の成績(50%)、平常の成績(50%)  平常の成績の評価方法 ⇨ 確認テスト(50%)、授業態度(50%)18-1 ユニット:個人の健康と生活回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回4月3日(火)1時限友藤1)健康の概念を理解する。1)健康の概念を説明できる。教科書:健康の保持・増進(p11~p12)B-1-①1)健康保持増進対策を理解する。1)プライマリーヘルスケアの概要を説明できる。教科書:健康の保持・増進(p12~p13)B-3-1)-③1)健康保持増進対策を理解する。1)ヘルスプロモーションの概要を説明できる。2)ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチの違いを説明できる。教科書:健康の保持・増進(p13~p14)B-3-1)-③第2回4月3日(火)2時限友藤1)疾病予防の概念を理解する。1)疾病の自然史を説明できる。 2)疾病予防の段階を説明できる。教科書:疾病予防と健康管理(p43~p46)B-3-1)-①1)国際生活機能分類を理解する。1)ICFを説明できる。教科書:疾病予防と健康管理(p46~p47)B-2-2)-⑤健康の概念から国際生活機能分類までの内容に関する確認テストまとめ第1、2回の公衆衛生学の内容を予習・復習する。第3回4月5日(木)1時限友藤1)疫学の概念を理解する。1)疫学の目的と定義を説明できる。2)疫学の手順を説明できる。教科書:疫学の方法と実際(p25~p26)B-4-1)-①1)因果関係を理解する。1)因果関係を判断する基準を説明できる。教科書:疫学の方法と実際(p27~p28)B-4-1)-①1)疫学の研究方法を理解する。1)記述疫学の概要を説明できる。2)分析疫学の概要を説明できる。3)介入研究の概要を説明できる。4)臨床疫学の概要を説明できる。教科書:疫学の方法と実際(p28~p32)B-4-1)-①第4回4月5日(木)2時限友藤1)リスク要因の影響を評価のための指標を理解する。1)相対危険度を説明できる。2)オッズ比を説明できる。3)寄与危険度を説明できる。教科書:疫学の方法と実際(p39~p40)B-4-2)-①

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