教授要綱2年
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-111-回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第12回6月20日(水)4時限玉置歯科鋳造による金属加工法を理解し、その工程における鋳造用埋没材の役割を習得する。歯科鋳造の概要を説明できる。教科書:10 歯科用金属材料 A. 概要(p153), 教科書:11 鋳造用材料 A. 概要(p185-187), C 鋳造用埋没材の概要(p189 -195), D. 石膏系埋没材(p195-196), E.非石膏工系埋没材(p196-197)D-1-①歯科鋳造用埋没材の組成と硬化機構を説明できる。歯科鋳造用埋没材の加熱膨張の機序を学び、鋳造体寸法精度への影響を説明できる。第13回6月21日(木)1時限玉置歯科鋳造における埋没法と鋳造方法の概要を知り、具体的な手法を理解する。埋没に用いるリング、キャスティングライナー、界面活性剤などの役割を説明できる。教科書:11 鋳造用材料 F. 鋳造体の製作工程(p197-204)D-1-①埋没法における真空練和の意義を説明できる。歯科鋳造における金属の溶解方法(貴金属、非貴金属合金)を習得し、鋳造工程の原理と方法を説明できる。第14回6月21日(木)2時限玉置鋳造後の後処理と、鋳造体の寸法精度の補償について習得する。鋳造後の後処理に使用する器材(酸洗い、サンドブラスト等)と方法について説明できる。教科書:11 鋳造用材料 G. 鋳造体の精度(p204-205)D-1-③金属の鋳造収縮を補償する原理を学び、寸法精度の良い鋳造体の製作方法について説明できる。鋳造用金属鋳造によって生じる収縮の機序を説明できる。第15回6月27日(水)3時限玉置鋳造によって生じる各種鋳造欠陥の成因を学び、その対策法を習得する。歯科鋳造における鋳造欠陥の種類を列挙し、基本的な成因により分類できる。教科書:11 鋳造用材料 I. 鋳造欠陥とその対策(p205-211)D-1-①鋳造欠陥の成因から対策法を挙げ、回避する手法を説明できる。第16回6月27日(水)4時限玉置金属、特に合金の特性や構造を合金状態図から学び、合金として使用する意味を理解する。成形加工による金属の変形や特性、結晶の変化について理解する。純金属と合金との特性の違いを説明できる。教科書:10 歯科用金属材料 A. 概要、B. 合金の状態図、C. 金属の成形加工(p153-159)D-1-①2元系合金状態図の読み方を知り、全率固溶体や固溶限のある状態図を説明できる。合金の種類を分類し、共晶合金の特性を説明できる。加工による金属の変形挙動と特性変化を説明できる。金属の焼きなましと再結晶について説明できる。第17回6月28日(木)1時限玉置歯科用合金の硬化熱処理、軟化熱処理のメカニズムを理解する。熱処理が可能な歯科用合金を列挙できる。教科書:10 歯科用金属材料 D. 熱処理(p160-162)D-1-①金銅規則格子の生成機序を説明できる。金銀パラジウム合金の熱処理効果の作用機序を説明できる。固溶限を説明できる。

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