教授要綱2年
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-109-回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第3回6月7日(木)1時限玉置審美性に富むグラスアイオノマーセメントの歯冠修復材としての特性を理解する。審美材料であるグラスアイオノマーセメントとコンポジットレジンの長所、短所を知り、用途を理解する。歯科用アマルガムの歯科充填材料としての長所、短所を理解する。従来型グラスアイオノマーセメントの組成、硬化機構(酸ー塩基反応、架橋反応)、特徴について説明できる。教科書:5 成形修復材料C.グラスアイオノマーセメント(p90-95)、D. 歯科用アマルガム (p95-98)D-2-①レジン添加型グラスアイオノマーセメントの組成、硬化機構(酸ー塩基反応、デュアルキュアタイプ、トライキュアタイプ)、特徴について説明できる。修復用材料としてのグラスアイオノマーセメントと光重合型コンポジットレジンの取り扱い法、各種物性、硬化反応と硬化体構成、接着性等について、違いを説明できる。アマルガムの組成(銀、銅、錫、水銀)を説明できる。アマルガムの硬化機構(γ相、γ1相、γ2相、η’相)、安全性等について説明できる。第4回6月7日(木)2時限玉置コンポジットレジンの歯質接着機構を学び、そのメカニズムと使用される材料の組成や特性を習得する。接着に使用するエッチング、ボンディングなどに使用される各種材料の特徴や組成を列挙し、説明できる。教科書:5 成形修復材料B. コンポジットレジン 6. 歯質の接着(p82-89)D-2-③ウェとボンディング法について、その特徴と原理を説明できる。樹脂含浸象牙質とは何か、説明できる。プライマーに用いられる材料の組成と役割を説明できる。機能性モノマーの種類と役割を説明できる。セルフエッチングプライマーに用いられる材料の構成と役割を説明できる。第5回6月9日(土)1時限玉置う蝕を予防するための処置法を学び、それに用いる器材の特徴と使用法を理解する。予防歯科材料の分類を記述できる。予防填塞材(フィッシャーシーラント)に用いる材料の種類と特徴、取り扱い方法を説明できる。教科書:6 予防歯科材料(p99-105)D-2-①第6回6月9日(土)2時限玉置歯科用印象材の具備すべき条件と臨床での使用方法について習得する。印象採得を確実に行うための技術的考察を理解する。歯科用印象材の種類を列挙し、印象材の組成(ハイドロコロイド、ゴム質)や特徴(弾性・非弾性、可逆・不可逆)により分類できる。教科書:7 印象用材料A.概要 (p107-110)、J. 印象採得の技術的考察(p128-136)D-1-①印象材の具備すべき特性(硬化時間、寸法安定性、細部再現性、弾性ひずみ、永久ひずみ、寸法変化、消毒法等)を説明できる。印象に用いるトレーの種類と特徴を説明できる。第7回6月13日(水)3時限奥山歯科臨床で用いるハイドロコロイド印象材の基本的性質を知り、取り扱いを習得する。アルジネート印象材の組成(アルギン酸塩、石膏、ケイ藻土等)、硬化機構(ゾルゲル反応)、性質(細部再現性、寸法安定性等)、用途、特徴などを説明できる。教科書:7 印象用材料B.寒天(p110-114),C.アルジネート印象材(p1114-117)D-1-①寒天印象材の取り扱い法(寒天コンディショナー:ボイリング、テンパリング等)について説明できる。寒天印象材の組成(ガラクトース鎖状ポリマー硫酸エステル、ホウ砂、硫酸カリウム等)、硬化機構(ゾルゲル反応)、性質(細部再現性、寸法安定性等)、用途、特徴などを説明できる。

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