教授要綱1年(2018)
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-64-10数学・授業概要数学は教養教育の根本をなすだけでなく、論理的思考力を養い、自然科学の量的記述には不可欠である。特に微分積分学は医学・歯学を含む自然科学の現象を解析するための必須の道具である。またこれからの歯科医師には情報リテラシーと呼ばれる、情報を活用する能力が求められる。情報リテラシーにおいては、検索あるいは収集された医療情報を整理・分析するための記述統計学と推測統計学の知識は不可欠である。そこで数学の講義では、自然科学の量的記述に不可欠な微分積分学の基礎、記述統計学そして推測統計学の基礎となる確率論を講義と演習を通して学習する。・教科書『新微分積分学Ⅰ』高遠節夫 他著(大日本図書)、『新確率統計』高遠節夫 他著(大日本図書)・参考書『バイオサエンスの統計学』市原清志 著(南江堂)・オフィスアワーオフィスアワーは特に設けません。質問のある方は随時、3号館2階(若松)まで。予約不要です。・評価方法試験の成績 50%、平常の成績 50%、平常点の評価方法 ⇨ 中間試験(50%)、演習プリント(30%)、小テスト(20%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目第1回4月9日(月)1、2時限若松『確率と統計1』数学的確率と統計的確率の定義を学習する。1)古典的確率の定義が説明できる。2)幾何学的確率の定義が説明できる。3)統計的確率の定義が説明できる。『新確率統計』p1〜p4:確率の定義第2回4月11日(水)1、2時限若松『微分積分学1』微分積分学の歴史と目的を学習する。関数の極限の意味を学習する。1)微分積分学の歴史とその目的が理解できる。2)関数の極限の意味が説明できる。3)不定形の極限が求められる。『新微分積分Ⅰ』p1〜p2:関数とその性質、p6〜p9:関数の極限第3回4月16日(月)1、2時限若松『確率と統計2』古典的確率の基本性質と加法定理を学習する。1)確率の基本性質が説明できる。2)確率の加法定理が説明できる。『新確率統計』p5〜p8:確率の基本性質第4回4月18日(水)1、2時限若松『微分積分学2』関数の連続性と微分係数の意味を学習する。1)関数の連続性の定義が説明できる。『新微分積分Ⅰ』p10〜p11:微分係数p38〜p41:関数の連続性第5回4月19日(木)3、4時限若松『微分積分学3』微分係数の定義を学習する。1)微分係数の定義を説明できる。『新微分積分Ⅰ』p38〜p41:関数の連続性第6回4月23日(月)1、2時限若松『確率と統計3』確率の乗法定理と条件つき確率を学習する。1)確率の乗法定理が説明できる。2)事象の独立性が説明できる。2)条件付き確率が計算できる。『新確率統計』p13〜p19:条件つき確率と乗法定理第7回4月25日(水)1、2時限若松『微分積分学4』べき関数の導関数を学習する。1)べき関数の導関数の公式が誘導できる。2)べき関数の積と商の導関数が求められる。『新微分積分Ⅰ』p12〜p19:導関数、導関数の性質第8回5月2日(月)1、2時限若松『確率と統計4』ベイズの定理を学習する。1)事前確率と事後確率が説明できる。2)ベイズの定理から、事後確率が計算できる。3)ベイズ更新が説明できる。『新確率統計』p22〜p24:ベイズの定理

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