教授要綱4年(2017)
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-86-・授業概要障害者、要介護高齢者、寝たきり老人等の人たちは日常生活上、さまざまな支障をきたすことが多い。そのために歯科診療上でもさまざまな困難が伴うことが多い。また、コミュニケーションの主体である音声・言語機能や生命を維持するための摂食嚥下機能に障害を有することがあり、さらに口腔機能を維持するための口腔衛生管理も困難なことが多い。本実習では音声・言語機能および摂食嚥下機能に対して、正常な機能評価および障害のある場合への治療や対応方法等について実習を通じて理解、習得する。さらに口腔衛生についても、障害のある場合の支援方法や口腔ケアなどを具体的に習得する。そのことにより本格的な少子・超高齢社会において、重度障害児・者や要介護高齢者などへの機能または能力障害者に対して包括的対応が実施できることが目標となる。・教科書『歯学生のための摂食・嚥下リハビリテーション学』向井美恵、山田好秋 編著(医歯薬出版)・参考書『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』日本障害者歯科学会 編集(医歯薬出版、第2版)・オフィスアワー月曜日〜金曜日 16:30〜18:00 教授室(玄教授)、障害者歯科研究室(安田准教授、橋本講師)・評価方法レポート課題(70%)、授業態度(30%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回11月29日(水)3時限玄音声・言語障害を理解する。正常音声・言語機能と構造を説明する。言語発達を説明する。音声・言語機能障害と分類を説明する。言語障害のリハビリテーションを説明する。教科書:言語機能のアセスメント(p100〜103)E-2-2)-⑦構音器官としての口腔E-2-2)-⑦構音器官としての口腔E-2-4)-(10)-③言語障害E-2-4)-(10)-③言語障害第2回11月29日(水)4時限玄顎顔面の疾患による機能異常を理解する。音声・言語機能障害への対応を理解する。構音障害を説明する。鼻咽腔閉鎖機能とその障害を説明する。言語障害のリハビリテーションを説明する。教科書:言語機能のアセスメント(p100〜103)E-2-4)-(10)-③言語障害E-2-4)-(1)-②口蓋裂の病態E-2-4)-(10)-③言語障害第3回12月6日(水)3時限谷口摂食・嚥下障害を理解する。正常な嚥下機能を説明する。咀嚼機能の発達を説明する。嚥下機能障害と分類を説明する。誤嚥性肺炎の予防を説明する。摂食・嚥下リハビリテーションを説明する。教科書:基礎編(p1〜71)E-2-1)-⑧嚥下の機序E-2-2)-⑦構音器官としての口腔E-2-4)-(10)-②嚥下障害E-2-4)-(10)-②嚥下障害E-4-3)-⑪摂食・嚥下リハビリテーション第4回12月6日(水)4時限谷口嚥下機能と構造を理解する。嚥下機能障害と分類を理解する。嚥下機能と構造を説明する。咀嚼機能の発達を説明する。嚥下機能障害と分類を説明する。教科書:基礎編(p1〜71)E-2-1)-⑧嚥下の機序E-2-2)-⑦構音器官としての口腔E-2-4)-(10)-②嚥下障害15障害者歯科学実習

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