教授要綱4年(2017)
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-80-13歯科矯正学実習・授業概要歯科矯正学とは、顎顔面頭蓋および歯列の成長・発育を考慮して、正しい機能と良好な顔貌を獲得するために、上下顎関係および咬合の異常を改善する治療法について、基礎的・臨床的に学ぶ学問である。歯科矯正学を修得するためには、正常咬合の概念を理解し、不正咬合の原因、種類、診察、診査、診断、治療および予防法について学ぶことが重要である。また、合理的な矯正治療を施すためには、矯正治療に必要な力学と矯正治療によって起こる生体の反応について充分理解する必要がある。歯科矯正学実習では、頭部エックス線規格写真分析を行うことにより、矯正歯科治療の診断と治療計画の立案について具体的に学習し、矯正装置を作製することによって、矯正力による歯の移動のシミュレーションを体験して、矯正歯科治療についての理解を深めることを目標とする。・教科書『歯科矯正学 第5版』北井則行 他(医歯薬出版)・参考書『改訂版 新しい歯科矯正学』北井則行 他(永末書店)、『新版 プロフィトの現代歯科矯正学』WILLIAM R.PROFFIT 著、高田健治 訳(クインテッセンス出版)・オフィスアワー毎週金曜日 16:30~18:00 1号館3階北井教授室および矯正歯科医局・評価方法実習製作物 75%、確認テスト 25%回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1、2回5月25日(木)3、4時限第3、4回6月8日(木)3、4時限第5、6回6月15日(木)3、4時限第7、8回6月22日(木)3、4時限城垣留村林藤原竹内駒形他リンガルアーチ(舌側弧線装置)の作製法を理解する。1)リンガルアーチ(舌側弧線装置)の使用目的を説明する。2)リンガルアーチ(舌側弧線装置)の作成法を説明する。教科書:舌側弧線装置(p199)E-4-1)-④不正咬合の治療E-4-1)-⑤矯正治療に用いる器材E-4-1)-⑥矯正装置第9、10回6月29日(木)3、4時限第11、12回7月6日(木)3、4時限城垣留村林藤原竹内駒形他Minor Tooth Movementを理解する。1)セクショナルアーチの使用目的を説明する。2)セクショナルアーチの作成法を説明する。教科書:マルチブラケット装置(p215)E-4-1)-④不正咬合の治療E-4-1)-⑤矯正治療に用いる器材E-4-1)-⑥矯正装置第13、14回7月13日(木)3、4時限第15、16回7月20日(木)3、4時限城垣留村林藤原竹内駒形他床矯正装置を理解する。1)床矯正装置の使用目的を説明する。2)床矯正装置の作成法を説明する。教科書:床矯正装置(p228)E-4-1)-④不正咬合の治療E-4-1)-⑤矯正治療に用いる器材E-4-1)-⑥矯正装置

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