教授要綱３年（2017）

97/138

－97－16歯周病学・授業概要成人において歯周病は罹患率が極めて高く、永久歯の喪失の最大原因となる重要な疾患である。歯周病の原因と病態、症状と治療法を理解するため、歯周組織である歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨の構造と機能および、歯周病の原因である関連細菌を理解する。さらに歯周病の病態、症状を学び、診査法、検査法、診断、予防法と治療術式を理解し、歯科臨床各科との密接な関連について認識する。・教科書『ザ・ペリオドントロジー』（永末書店）・参考書『臨床歯周病学』（医歯薬出版）・オフィスアワー月曜日〜金曜日　16時〜18時　渋谷教授（渋谷教授室）、北後准教授、安田講師、金山講師、木村助教、竹内助教、向井助教、水野助教（歯周病学研究室）・評価方法試験の成績 90％、平常の成績 10％、平常点の評価方法 ⇨ 中間試験（60%）、小テスト（40%）回　数担当者学習目標（GIO）行動目標（SBOs）予習項目モデル・コア・カリキュラム第1、2回9月4日（月）1、2時限渋谷歯周治療の意義、目的を理解する歯周組織の構造を理解する歯周治療の意義、目的を説明できる教科書（p22〜31）歯肉、歯肉上皮　分類、機能結合組織　細胞、線維歯根膜　細胞、構造、機能歯槽骨　分類、機能、代謝セメント質　分類、機能、代謝E-3-3）-（3）-①歯周疾患の症状を説明できる。【疾患の細胞レベル、分子生物学的レベルでの説明を含む】E-3-1）-⑤歯周組織の発生、構造および機能を説明できる。第3回9月7日（木）1時限渋谷歯周組織の構造を理解する歯周組織　歯肉を説明できる教科書（p22〜31）歯肉、歯肉上皮　分類、機能結合組織　細胞、線維歯根膜　細胞、構造、機能歯槽骨　分類、機能、代謝セメント質　分類、機能、代謝E-3-1）-④、⑤歯周組織の発生、構造および機能を説明できる。第4、5回9月11日（月）1、2時限渋谷歯周疾患の組織学的変化を理解する歯周疾患とプラーク細菌を理解するプラーク性歯肉炎の病理組織像が説明できる慢性歯周炎の病理組織像が説明できる　歯周炎の発症を細菌学的に説明できる教科書（p24〜31）炎症性細胞浸潤、接合上皮、仮性ポケット、歯周ポケット、歯槽骨吸収、歯周炎の進行過程　　教科書（p40〜43）グラム陰性嫌気性菌、バイオフィルムP.g, Aa, T.f, P.i, F.n, T.dC-3-2）-③免疫担当細胞の種類と機能を説明できる。E-3-2）-④⑤歯髄の構造と機能を説明できる。口腔細菌、歯垢および歯石について説明できる。第6回9月14日（月）1時限渋谷歯周疾患と炎症性メディエーターの関係を理解するプロスタグランジンを説明できるサイトカインを説明できるメディエーターの相互作用を説明できる教科書（p44〜47）プロスタグランジン、サイトカインメディエーターE-3-3）-（3）-①歯周組織の発生、構造および機能を説明できる。第7回9月21日（木）1時限北後歯周組織破壊と酵素の役割を理解する歯周疾患の免疫学と骨代謝を理解するMMPsを説明できる骨破壊のメカニズムを説明できる免疫細胞の種類と機能を説明できる白血球、マクロファージ、リンパ球、Ig教科書（p48〜51）MMPs、骨破壊破骨細胞、カテプシンG教科書（p53〜64）白血球、マクロファージ、リンパ球、IgE-3-3）-（3）-①歯周組織の発生、構造および機能を説明できる。C-3-2）-③免疫担当細胞の種類と機能を説明できる。