教授要綱3年(2017)
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-91-14歯科放射線学Ⅱ・授業概要歯科放射線学は、歯および口腔顎顔面領域における放射線の歯科医学的利用に関連する必要な知識と技術の修得を目的とする科目である。その目的に到達するために大きく4分野に分けられる。それぞれの一般目標は、(1)放射線を歯科医療で有効に利用し、それに伴う障害を防止するために、放射線の性質、影響および防護を理解する。(2)歯・口腔顎顔面領域の画像検査を適切に選択し実施するために、画像検査の特徴、種類、技術および適応を理解する。(3)適切な画像診断を行うための歯・口腔顎顔面領域疾患の画像所見の特徴を理解する。(4)口腔領域悪性腫瘍の放射線治療および治療患者の口腔管理の重要性を認識するために、放射線治療の基礎と実際を理解する。であり、これらの分野の目標を到達するために講義が行われる。・教科書『歯科放射線マニュアル 第4版』佐野 司 編集(南山堂)、『デジタルデンティストリー:医療情報とデジタル画像超入門』有地榮一郎 他編集(永末書店)、『歯科放射線学 第6版』岡野友宏 他編集(医歯薬出版)・参考書『歯科放射線の臨床診断:画像診断と病理解説 第2版』有地榮一郎 他編集(永末書店)、『臨床医のための口腔画像診断 臨床イメージノート 改訂版』小林 馨 編著(永末書店)・オフィスアワー水曜日 午後3~5時(歯科放射線学研究室・勝又教授室 勝又教授)・評価方法試験の成績 90%、平常の成績 10% 平常点の評価方法 ⇨ 中間テスト(60%)、小テスト(40%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1、2回4月11日(火)3、4時限勝又放射線の安全有効な利用のために放射線の基礎的事項を理解する1)電離放射線の種類、性質及び単位を説明できる2)エックス線の発生と性質を説明できる3)エックス線撮影装置と周辺機器について説明できる教科書:歯科放射線マニュアル第1章 放射線の基礎的事項教科書:歯科放射線学 第5版第2章 放射線とX線の性質E-1-2)-画像検査①:放射線の種類、性質、測定法と単位②:放射線の人体(胎児を含む)への影響第3、4回4月18日(火)3、4時限勝又画像検査を適切におこなうために歯科で用いるエックス線撮影を理解する1)撮影装置の構造と機能2)撮影に用いる機材を説明できる3)各種撮影方法を説明できる4)撮影の術式を説明できる5)画像投影の原理を説明できる教科書:歯科放射線マニュアル第1章 放射線の基礎的事項教科書:歯科放射線学 第5版第3章 X線撮影法と画像検査E-1-2)-画像検査④:エックス線画像の形成原理⑤:エックス線装置とその周辺機器⑥:口内法エックス線撮影とパノラマエックス線撮影の種類と適応第5、6回4月25日(火)3、4時限勝又画像検査を適切におこなうためにCT撮影の原理と歯科での利用を理解する1)CTの原理を説明できる2)CT画像の種類と特徴を説明できる3)CT画像の解剖構造を説明できる4)歯科におけるCTの活用を説明できる5)歯科用コーンビームCTの特徴を説明できる教科書:歯科放射線マニュアル第1章 放射線の基礎的事項教科書:デジタルデンティストリー:医療情報とデジタル画像超入門第3章 画像情報と画像処理第4章 特殊な画像と歯科用デジタルエックス線システムE-1-2)-画像検査⑨:造影検査法、超音波検査法、コンピュータ断層撮影法(CT)、磁気共鳴撮像法(MRI)および核医学検査法の原理と基本的特徴第7、8回5月2日(火)3、4時限勝又MRI,核医学検査,超音波検査の原理と歯科での利用を理解する1)検査の原理を説明できる2)画像の主な解剖構造を説明できる3)検査の適応を説明できる教科書:歯科放射線マニュアル第2章 画像検査法教科書:歯科放射線学 第5版第3章 X線撮影法と画像検査E-1-2)-画像検査⑨:造影検査法、超音波検査法、コンピュータ断層撮影法(CT)、磁気共鳴撮像法(MRI)および核医学検査法の原理と基本的特徴第9、10回5月9日(火)3、4時限勝又画像検査を適切におこなうために口内法エックス線画像の読影と解剖構造を理解する1)エックス線像の部位を判別できる2)画像から撮影方法を説明できる3)画像上の解剖構造を説明できる4)画像のスケッチができる教科書:歯科放射線マニュアル第1章 放射線の基礎的事項教科書:歯科放射線学 第5版第3章 X線撮影法と画像検査E-1-2)-画像検査⑦:口内法エックス線撮影とパノラマエックス線撮影の方法と読影
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