教授要綱３年（2017）

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－68－8歯内療法学・授業概要歯内療法学とは歯の硬組織疾患、歯髄疾患ならびに根尖性歯周組織疾患の予防と治療を目的とする学問で、歯科の治療の最終処置である歯冠修復や補綴処置に対して、基礎工事的役割を担っている。この治療の方法は極めて複雑であり、治療技術の習得は歯科基礎医学の観点からのアプローチなくしてはありえない。従って、歯内療法学では、硬組織疾患からこれに継発する歯髄ならびに根尖歯周組織疾患についてその種類、発症の原因、症状、経過、診断、治療法に関する基礎知識を得て、さらに実習を行うことにより治療技術を習得することを目的としている。・教科書『歯内治療学 第4版』中村　洋 他（医歯薬出版）・参考書『新歯内療法学サイドリーダー』河野　哲（学建書院）『エンドドンティクス 第４版』興地隆史 他（永末書店）・オフィスアワー月曜日〜金曜日　16時30分〜19時河野教授：河野教授室瀧谷講師、堀助教、服部助教、田中助教、長谷川助教、木方助教、堺助教：歯科保存学分野研究室＊ただし、会議や出張時は除く。・評価方法試験の成績 90％、平常の成績 10％　　平常点の評価方法 ⇨ 中間試験（60%）、小テスト（40%）回　数担当者学習目標（GIO）行動目標（SBOs）予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回9月7日（木）3時限河野歯内療法学の歴史、目的ならびに意義を理解する。歯・歯周組織の構造と機能を理解する。1）歯内療法の歴史的概観、定義、意義ならびに目的を説明する。2）歯の硬組織の構造と発生を説明する。3）歯髄の構造と機能を説明する。4）歯周組織の構造と機能を説明する。5）歯根と歯髄腔の形態と変化を説明する。教科書：歯内療法学の歴史、目的ならびに意義（p1、2）教科書：歯・歯周組織の構造と機能（p3〜12）E-3-1）-③歯の硬組織の構造と機能E-3-1）-④歯髄の構造と機能E-3-1）-⑤歯周組織の発生、構造および機能第2回9月7日（木）4時限河野歯の硬組織疾患を理解する。1）歯と歯髄腔の形態異常を説明する。2）歯の形成不全を説明する。3）歯の物理的、化学的欠損を説明する。4）歯の外傷を説明する。教科書：歯の硬組織疾患（p13〜23）E-3-1）-②歯種別の形態と特徴E-3-1）-③歯の硬組織の構造と機能E-3-3）-（1）-③tooth wear（酸蝕症、咬耗、摩耗等）の原因、症状、診断および処置E-2-4）-（2）-④歯の外傷の症状、診断法および治療法第3回9月8日（金）1時限河野歯の硬組織疾患を理解する。1）象牙質知覚過敏症の原因、検査方法、治療法を説明する。教科書：歯の硬組織疾患（p23〜30）E-3-3）-（4）-①象牙質知覚過敏症の病因、病態、診断E-3-3）-（4）-②象牙質知覚過敏症の処置第4回9月8日（金）2時限河野歯内治療における基本術式の概要を理解する。1）診査・検査（問診、視診、触診、打診、歯の動揺度と歯周ポケット検査、温度診、歯髄電気診、透照診、エックス線検査、麻酔診、切削診、インピーダンス測定検査、楔応力検査、化学診、嗅診）を説明する。教科書：歯内治療における基本術式の概要（p31〜40）E-1-1）-⑦主訴E-1-1）-⑧病歴聴取（現病歴、既往歴、家族歴、薬歴等）E-1-1）-⑨患者の現症E-3-3）-（2）-①歯髄・根尖歯周組織疾患の症状、診断および治療法