教授要綱３年（2017）

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－109－20口腔衛生学・授業概要歯科医師は歯科医療と保健指導を掌ることにより､公衆衛生の向上と増進に寄与し､人々の健康な生活を確保する任務がある｡人々が健康な生活を送るためには､個別的な対応だけでなく､個々では解決できないような問題に対する社会的対応も必要である｡口腔衛生学は､個人の口腔の健康保持･増進はもとより､社会的対応を通じた口腔疾患の予防や健康の増進をはかるための科学的な方法や技術を提供する｡・教科書『口腔保健・予防歯科学』安井利一 他編（医歯薬出版）・参考書『臨床家のための口腔衛生学 改訂5版』中垣晴男 他著（永末書店）、『スタンダード口腔保健学』荒川浩久 他著（学建書院）、『新口腔保健学』末高武彦 他著（医歯薬出版）・オフィスアワー月曜日～金曜日　16時40分～17時40分　友藤教授室；友藤教授・評価方法試験の成績 90％、平常の成績 10％　　平常点の評価方法 ⇨ 中間試験（60%）、小テスト（40%）回　数担当者学習目標（GIO）行動目標（SBOs）予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回4月5日（水）1時限友藤歯科疾患の予防の必要性を理解する。歯科疾患の自然史と予防のレベルを理解する。歯科医師として歯科疾患の予防の重要性を理解する。1）健康と予防歯科について説明する。2）歯科疾患の予防の必要性を説明する。3）歯科自然史に応じた第１次、第２次、第３次予防を説明する。4）歯科疾患の予防を考えながら治療できる、基本的原則を説明する。教科書：序論（p1～p9）B-3-1）-＊①予防の概念、第1次、第2次、第3次予防第2回4月5日（水）2時限友藤口腔の組織と発育・機能を理解する。1）正常な歯、口の形成と発育発達を説明する。2）歯、口の形成異常を説明する。3）歯、口の機能を説明する。4）口腔領域の加齢変化を説明する。教科書：口腔の組織と発育・機能（p10～p13）B-3-2）-＊①③口腔疾患の予防と健康管理第3回4月12日（水）1時限友藤口腔内環境要因（付着物、沈着物、自浄作用）を理解する。1）口腔環境を形成する要因を列挙する。2）獲得被膜の特徴を説明する。3）歯垢の構成と形成過程を述べる。4）歯垢の成熟と病原性を説明する。教科書：ペリクル、プラーク（歯垢）（p15～p27）B-3-2）-＊①齲蝕、歯周疾患の予防第4回4月12日（水）2時限友藤口腔内環境要因（付着物、沈着物、自浄作用）を理解する。1）歯肉縁上および縁下歯石の特徴を列挙する。2）歯石の為害作用を述べる。3）舌苔の構成を説明する。4）着色沈着物の原因を列挙する。教科書：歯石、舌苔、その他の沈着物（p27～p32）B-3-2）-＊①齲蝕、歯周疾患の予防第5回4月19日（水）1時限友藤齲蝕の発生機序を理解する。1）齲蝕の進行、病因論を説明する。教科書：齲蝕の概念（p33～p36）B-3-2）-＊①口腔疾患の予防と健康管理、齲蝕の予防第6回4月19日（水）2時限友藤齲蝕の発生機序を理解する。1）齲蝕発生の3、4大要因を説明する。教科書：齲蝕の発生要因（p37～p42）B-3-2）-＊①口腔疾患の予防と健康管理、齲蝕の予防第7回4月22日（土）1時限友藤齲蝕予防に用いられるフッ化物について理解する。フッ化物による齲蝕予防機序を理解する。1）フッ化物の自然界での分布や性質を説明する。2）フッ化物が歯にどのように作用して齲蝕予防に貢献するのかを説明する。教科書：フッ化物の応用（p44～p49）B-3-2）-＊②口腔疾患の予防と健康管理、フッ化物の応用