教授要綱2年(2017)
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-92-・授業概要10-1ユニット:遺伝子と疾患では、遺伝子の営みから、染色体異常、遺伝子疾患の遺伝形式、癌の遺伝子異常、生活習慣病の成り立ちの概略について学ぶ。10-2ユニット:口腔の分子基盤では、結合組織(その構成成分、構造、機能、代謝)、カルシウムの恒常性と硬組織成分の形成過程およびその特徴や機能、口腔環境を担う物質(唾液の役割、ペリクルやプラークの形成)および、歯周組織の組成、代謝や疾患について学ぶ。10-3ユニット:細胞の情報伝達では、細胞間情報伝達機構(ホルモンやサイトカインの特徴、炎症のケミカルメディエーター素種類と特徴)、細胞内シグナル伝達機構(セカンドメッセンジャーの役割)および、血球と血漿に含まれる物質、止血機構、生化学検査について学ぶ。・教科書『スタンダード生化学・口腔生化学 第3版』(学建書院)、『口腔生化学 第5版』(医歯薬出版)・参考書『ハーパーの生化学』(丸善)、『ビジュアル生化学・分子生物学』(日本医事新報社)、『シンプル生化学 改訂第5版』(南江堂)、『生命科学のための基礎化学』(丸善)(1学年の化学教科書と同じ)、『illustrated 基礎生命科学 第2版』(京都廣川書店)(1学年の生物教科書と同じ)、『生命科学の基礎 第1版』(学建書院)・オフィスアワー月~金 16:30~18:00・評価方法定期試験の成績 90%、平常の成績 10%、平常点の評価方法 ⇨ 小テストの受験状況(50%)、課題レポート(50%)10-1 ユニット:遺伝子と疾患回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回11月6日(月)1時限近藤遺伝子の複製、修復、転写、翻訳を理解する。1)転写と転写調節の機序を説明できる。2)翻訳の機序を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学 遺伝情報の転写(p106~p113) 遺伝情報の翻訳(p114~p117)illustrated 基礎生命科学 DNAの複製・転写・翻訳・遺伝子発現・遺伝子修復(p151~p180) リボソームと抗生物質(p182)C-1-2)-②DNAの複製と修復C-1-2)-③転写と転写調節第2回11月6日(月)2時限近藤遺伝子の解析とその応用を理解する。1)遺伝子工学技術とその意義を説明できる。2)遺伝子の増幅とその解析技術の応用を説明できる。3)遺伝子診断法とその応用を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学 遺伝子組換え(p118~p119) 遺伝子解析技術(p120~p121) 遺伝子診断と治療 (p122~p125)illustrated 基礎生命科学 PCR(p181) 遺伝子治療(p146)C-1-2)-⑤遺伝子解析や遺伝子工学技術第3回11月8日(水)3時限近藤癌の生化学的特徴を理解する。1)癌の特性と発癌の原因を説明できる。2)癌遺伝子と癌抑制遺伝子の種類、機能およびその変異・異常による発癌の分子機構を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学 癌の生化学(p310~325)illustrated 基礎生命科学 癌遺伝子と癌抑制遺伝子(p67)口腔生化学 癌細胞の成立、癌細胞の悪性形質(p301~p337)C-1-2)-④遺伝性疾患の発生機序第4回11月8日(水)4時限近藤癌の生化学的特徴を理解する。1)癌の特性と発癌の原因を説明できる。2)癌遺伝子と癌抑制遺伝子の種類、機能およびその変異・異常による発癌の分子機構を説明できる。スタンダード生化学・口腔生化学 癌の生化学(p310~325)illustrated 基礎生命科学 癌遺伝子と癌抑制遺伝子(p67)口腔生化学 癌細胞の成立、癌細胞の悪性形質(p301~p337)C-1-2)-④遺伝性疾患の発生機序C-4-5)-①腫瘍の定義生化学・口腔生化学10

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