教授要綱2年(2017)
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-82-生理学・口腔生理学7・授業概要歯科医学は、歯を含めた口腔諸組織に発症する疾患を診断・治療する医学の一分野であり、これを理解するためには、口腔領域は当然のことながら、全身の諸臓器・組織の機能を完全に理解しておく必要がある。本講義では、全身の細胞から個体にいたる各レベルの機能解明を目的とする生理学に加え、顎・口腔・顔面領域の機能解明を目的とする口腔生理学について詳細に学習する。本講義内容は、歯科医師国家試験などの各種試験において頻出の事項を含んでおり真摯な学習が必要である。・教科書『基礎歯科生理学』(医歯薬出版)・参考書『生理学テキスト』(文光堂)、『口腔生理学概説』(学建書院)・オフィスアワー金曜日 13時00分〜17時00分 : 硲(硲教授室)、諏訪部(口腔生理学研究室)。公務による不在時を除く。質問等は随時受け付けます。・評価方法ユニットごとに試験の成績 90%、平常点 10%(平常点は確認テストの成績により算出する。詳細は講義中に説明する。)すべてのユニットに合格した者を「生理学・口腔生理学」合格者とする。7-1 ユニット:神経と感覚機能の生理学(第1回~第19回)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1、2回4月7日(金)1、2時限硲全身の構造と機能を理解するために、生理学・口腔生理学の意義と目的を理解する。全身の構造と機能を理解するために、神経系とその機能について理解する。生理学・口腔生理学の意義と目的を説明できる。刺激と興奮および興奮性細胞の特徴を説明できる。神経の活動電位の発生とその伝播の機序を説明できる。ニューロンとグリアの構造と機能を説明できる。末梢神経系の機能分類(体性神経系と自律神経系)を説明できる。1年次に学習した「基礎歯科学入門」の該当箇所を復習しておくこと。C-2-3)-(5)-⑧神経の活動電位C-2-3)-(5)-②末梢神経系の機能分類C-2-3)-(5)-⑦ニューロンとグリアの構造と機能第3、4回4月10日(月)3、4時限硲全身の構造と機能を理解するために、神経系とその機能について理解する。シナプスにおける興奮伝達と神経伝達物質を説明できる。脳と脊髄の基本的構造、機能および自律機能中枢を説明できる。反射、半自動運動、随意運動の発現と調節の機序を説明できる。1年次に学習した「基礎歯科学入門」の該当箇所を復習しておくこと。C-2-3)-(5)-⑨シナプスにおける興奮伝達C-2-3)-(5)-⑩神経伝達物質の種類と機能C-2-3)-(5)-④脳と脊髄の基本的構造と機能C-2-3)-(5)-⑥反射、半自動運動、随意運動の発現と調節の機序第5回4月12日(水)1時限硲全身の構造と機能を理解するために、神経系とその機能について理解する。脳と脊髄の基本的構造、機能および自律機能中枢を説明できる。1年次に学習した「基礎歯科学入門」の該当箇所を復習しておくこと。C-2-3)-(5)-④脳と脊髄の基本的構造と機能第6、7回4月13日(木)1、2時限硲全身の構造と機能を理解するために、神経系とその機能について理解する。脳と脊髄の基本的構造、機能および自律機能中枢を説明できる。1年次に学習した「基礎歯科学入門」の該当箇所を復習しておくこと。C-2-3)-(5)-④脳と脊髄の基本的構造と機能C-2-3)-(5)-⑤血液脳関門
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