教授要綱2年(2017)
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-145-D-2 成形法と成形用材料一般目標:成形を行って使用する歯科材料の種類と特性を理解し、これらの歯科材料の基本的成形方法を修得する。到達目標:*①修復材料と修復法の種類と特徴を説明できる。*②歯冠修復・義歯の製作に必要な材料の特性を説明できる。*③印象材の種類と特性を説明できる。*④歯科用石膏の種類と特性を説明できる。*⑤ワックスの種類と特性を説明できる。*⑥レジンの重合、金属の鋳造・熱処理およびセラミックスの加工・焼成の特徴を使用機器と関連づけて説明できる。  【歯科用レジン・金属・セラミックスの種類、用途および特性を含む。】*⑦接着材と合着材の種類と成分および特性を説明できる。E 臨床歯学教育E-1 診療の基本E-1-1)基本的診療技能一般目標:口唇・口腔・顎顔面領域の診察、検査、診断、治療および予防を行うために必要な基本的な知識、技能および態度を身につける。到達目標:*①診察、検査および診断に必要な事項を列挙できる。*②口腔領域の疾患と全身疾患との関連を理解し説明できる。  【歯科治療時の対応を含む。】 ③歯科ユニット各部の名称と機能を説明できる。 ④診察、検査、診断および治療に必要な器材を説明できる。  【患者監視装置(モニタ)を含む。】 ⑤診療室への患者の誘導を適切にできる。 ⑥患者に挨拶して自己紹介できる。*⑦患者の訴えの中から主訴を的確に捉えることができる。*⑧的確な病歴聴取(現病歴、既往歴、家族歴、薬歴等)を行い、必要な部分を抽出できる。*⑨病歴聴取、視診、触診および打診等によって患者の現症を的確に捉えることができる。 ⑩的確な診察と検査から得られた所見を適切に診療録に記載できる。*⑪基本的診察を行った後、次に必要となる検査を想定できる。 ⑫基本的診察および検査結果より的確な診断と治療方針を立案し説明できる。*⑬診療室における患者の心理と行動を理解し配慮できる。 ⑭インフォームドコンセントを行うことができる。*⑮各種臨床検査の基準値を知り、重要な異常値の意味を説明できる。 ⑯必要に応じて医科に対診できる。 ⑰患者に関する医療情報を他の機関に提供し、また、求めることができる。 ⑱研究用模型を作製するための印象を適切に採得できる。 ⑲処方と処方箋の書き方を説明できる。  【インフォームドコンセントと医療面接についてはA-4とA-7-2)を参照】E-1-2)画像検査一般目標:画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。到達目標:*①放射線の種類、性質、測定法と単位を説明できる。*②放射線の人体(胎児を含む)への影響の特徴(急性影響と晩発影響等)を説明できる。*③放射線防護の基準と方法を説明できる。*④エックス線画像の形成原理を説明できる。  【画像不良の原因を含む。】*⑤エックス線装置とその周辺機器の原理と管理技術を説明できる。*⑥口内法エックス線撮影とパノラマエックス線撮影の種類および適応を説明できる。*⑦口内法エックス線撮影とパノラマエックス線撮影を行い、読影できる。*⑧頭部エックス線撮影の種類および適応を説明できる。*⑨造影検査法、超音波検査法、コンピュータ断層撮影法(CT)、磁気共鳴撮像法(MRI)および核医学検査法の原理と基本的特徴を説明できる。E-1-3)歯科麻酔の基本一般目標:歯科治療における全身管理、精神鎮静法、局所麻酔および全身麻酔の基本を理解する。

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