教授要綱2年(2017)
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-144-C-4-4)炎症一般目標:炎症の概念、発症機構および病理組織学的特徴を理解する。到達目標:*①炎症の定義を説明できる。 【発症機序を含む。】*②炎症に関与する細胞の種類と機能を説明できる。*③滲出性炎の種類と病理組織学的特徴および経時的変化を説明できる。*④肉芽腫性炎の種類と病理組織学的な特徴および経時的変化を説明できる。C-4-5)腫瘍一般目標:腫瘍の病因と病態を理解する。到達目標:*①腫瘍の定義を説明できる。*②腫瘍の病因を説明できる。*③異形成を説明できる。*④腫瘍の異型性と組織学的分化度を説明できる。*⑤良性腫瘍と悪性腫瘍の異同を説明できる。*⑥局所における腫瘍の増殖、浸潤および転移を説明できる。C-4-6)疼痛一般目標:疼痛の種類、発生機序および制御機構・方法を理解する。到達目標:*①疼痛の種類を説明できる。 【関連痛を含む】*②疼痛の発生機序を説明できる。 ③疼痛の制御機構・方法の概念を説明できる。C-5 生体と薬物C-5-1)薬物と医薬品一般目標:医薬品の分類ならびに薬物と医薬品との関係を理解する。到達目標:*①医薬品の分類を説明できる。*②毒薬、劇薬および麻薬等の表示と保管を説明できる。*③日本薬局方を説明できる。C-5-2)薬理作用一般目標:薬物の作用に関する基本的事項を理解する。到達目標:*①薬物療法(原因療法、対症療法)を説明できる。 【歯科臨床において適用される薬物の特徴を含む。】*②薬理作用の基本形式と分類を説明できる。*③薬物の作用機序を説明できる。*④薬理作用を規定する要因(用量と反応、感受性)を説明できる。*⑤薬物の連用の影響(薬物耐性、蓄積および薬物依存)を説明できる。*⑥薬物の併用(協力作用、拮抗作用、相互作用)を説明できる。C-5-3)薬物の適用と体内動態一般目標:適用された薬物の生体内運命を理解する。到達目標:*①薬物の適用方法の種類とその特徴を説明できる。*②薬物動態(吸収、分布、代謝、排泄)を説明できる。C-5-4)薬物の副作用と有害作用一般目標:薬物の副作用、有害作用の種類とその予防対策に関する基本的事項を理解する。到達目標:*①薬物の一般的副作用、有害作用と口唇・口腔・顎顔面領域に現れる副作用、有害作用を説明できる。D 歯科生体材料と歯科材料・器械D-1 素材と器械・器具の所要性質一般目標:歯科材料に使用される素材と器械・器具の特性と用途に応じた所要性質を理解する。到達目標:*①高分子材料、セラミック材料、金属材料および複合材料の構造と物性を説明できる。 【構造と物性は基本的かつ一般的なものに限る。また、歯科材料に使用される素材間の物性比較を含む。】*②生体材料の力学的、物理的、化学的および生物学的所要性質を説明できる。*③生体材料と歯科材料の安全性の評価を説明できる。*④歯科用器械・器具の用途と特徴について説明できる。
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