教授要綱2年(2017)
101/154

-101-微生物学・口腔微生物学12・授業概要医学領域における疾病のなかで、微生物感染症の占める頻度は高く、臨床領域においても感染症の重要性は特記に値する。歯学の基礎として、微生物学的方法論、感染、微生物の遺伝、化学療法、滅菌と消毒、生体防御機構および病原微生物と感染症について学ぶことは、新しい局面にも対処できる歯科医師となるためには大切である。特に、口腔微生物学では、口腔微生物叢の成立、口腔感染症の特徴、口腔感染症の制御および口腔免疫について充分に理解を深めることが重要である。・教科書『口腔微生物学・免疫学』川端重忠 他編(医歯薬出版)・参考書『シンプル微生物学』東 匡伸 他編(南江堂)、『シンプル免疫学』中島 泉 他著(南江堂)・オフィスアワー月~金曜日 17時00分~18時00分 教授室 村上教授 口腔微生物学研究室 引頭准教授、猪俣講師・評価方法各ユニットで5分の4以上出席していることが受験資格取得の最低条件である。すべてのユニットの試験で基準点を越えた場合に合格とする。なお総合評価は次のようにする。試験の成績 90%、平常の成績 10%、平常点の評価方法 ⇒ 小テスト(100%)12-1 ユニット:感染と免疫総論回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1、2回9月6日(水)1、2時限村上微生物学の概要について理解する。微生物学の意義について説明できる。微生物学の歴史について説明できる。微生物の分類について説明できる。『口腔微生物学・免疫学』p2~p6 微生物学の歴史と発展p7~p9 微生物の基礎C-3-1)感染C-3-1)感染C-3-1)-①基本的な形態と性状第3、4回9月8日(金)3、4時限村上微生物の特徴について理解する。細菌の形態と構造について説明できる。細菌の生理について説明できる。『口腔微生物学・免疫学』p10~p18 微生物の分類と性状C-3-1)-①基本的な形態と性状C-3-1)-①基本的な形態と性状第5、6回9月13日(水)1、2時限村上微生物の遺伝について理解する。細菌の遺伝と分子生物学について説明できる。遺伝子の伝達について説明できる。遺伝子クローニング・DNA 塩基配列の決定について説明できる。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)について説明できる。遺伝子技術の医学面への応用について説明できる。『口腔微生物学・免疫学』p32~p38 微生物の遺伝学p39~p45 微生物遺伝子の変化p46~p48 微生物遺伝子の応用C-3-1)-①基本的な形態と性状C-3-1)-①基本的な形態と性状C-3-1)-①基本的な形態と性状C-3-1)-①基本的な形態と性状C-3-1)-①基本的な形態と性状第7、8回9月15日(金)3、4時限村上微生物の寄生・感染について理解する。感染と発症について説明できる。正常細菌叢について説明できる。感染源と感染経路について説明できる。微生物の病原因子と宿主の防御機構について説明できる。日和見感染・院内感染について説明できる。病巣感染について説明できる。食中毒について説明できる。新興・再興感染症について説明できる。『口腔微生物学・免疫学』p49~p52 感染制御p196 ウイルス性新興・再興感染症p200~p203 人体の正常フローラC-3-1)-②感染機構と病原性C-3-1)-②感染機構と病原性C-3-1)-②感染機構と病原性C-3-1)-②感染機構と病原性C-3-1)-⑥院内感染C-3-1)-②感染機構と病原性C-3-1)-②感染機構と病原性C-3-1)-⑤新興・再興感染症第9、10回9月20日(水)1、2時限猪俣防御手段としての滅菌・消毒について理解する。滅菌と消毒について説明できる。標準予防策について説明できる。『口腔微生物学・免疫学』p68~p72 滅菌と消毒p283~p284 歯科診療における感染防止C-3-1)-③滅菌と消毒A-5-3)-②標準予防策

元のページ  ../index.html#101

このブックを見る