教授要綱1年(2017)
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-65-11情報処理演習・授業概要「デジタルネットワーク社会」に適応するためには、インターネットなどの情報通信技術(ICT)の進歩に対して、対応できる能力(情報リテラシー)を身につけなければいけない。医療人においても必要な情報を通信メディアから収集・蓄積し、情報資源の有効性と信頼性を評価してから有益な情報を選択し、発信・伝達することが必要不可欠になっている。歯学教育では、パソコン、インターネット等の情報ネットワークの利用、関連資料の検索(検索エンジンの利用)、自学自習や講義に必要な資料と情報の収集(E-learning システム Moodlの活用)、学習能力にも関わってくるワープロソフト、表計算ソフト、電子メール等の活用について演習を行いながら学習し、それらを基に論理的な説明・報告等を行える能力を養えるように学習する。最初に、パソコンの基本操作や情報処理能力の基本になる文書作成(入力、編集、図挿入)のための手法についてWord 2010を活用して学習する。次に、情報倫理、著作権、電子メールのマナー等を理解し、インターネット活用(Online検索、Mail送受信、必要情報のDownload)のための手法を学ぶ。また、レポートや論文を作成するには、表計算、統計処理、作図といったパソコンによる一連の処理能力も必須となる。そして、作成したものを報告・公表するためには、プレゼン資料の作成能力も必要であり、プレゼンの内容をより理解し易くするためには、画像を編集して活用することも重要である。そのため、各種のアプリケーションソフト(Excel 2010、PowerPoint 2010、Photoshop等)を活用して、これらの情報処理に必要な能力・技能を習得する。授業効率と教育的効果を高めるために、A(担当:亀水秀男)-B(担当:足立正徳)-C(担当:土屋博紀)の少人数制3クラス編成:パソコン教室1(パソ1)-パソコン教室3(パソ3)-パソコン教室4(パソ4)で、PC基本操作/ワープロ/インターネットの利用/表計算/統計処理/表とグラフの作成、発表の素材作成、画像処理に関する演習をそれぞれ実施する。・教科書30時間でマスター Word 2010(実教出版)、30時間でマスター Excel 2010(実教出版)・参考書生命科学・医療系のための情報リテラシー(丸善出版)、30時間でマスター プレゼンテーション+Power Point 2010(実教出版)、30時間でマスター Photoshop Elements 2010(実教出版)・オフィスアワー月曜日から金曜日の9時00分〜17時00分、教授室(3号館実験棟2階)・評価方法試験の成績60%、平常の成績40%、平常点の評価方法 ⇒ 中間試験(50%) + 提出物(50%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目モデル・コア・カリキュラム第1回4月11日(火)3時限A/B/CA:亀水(パソ1)B:足立(パソ3)C:土屋(パソ4)電子データを取り扱うための基礎知識とコンピューターの基本操作1)ハード(本体、モニター、ハードディスク、USBメモリー)などの構成を理解し、説明できる。2)OS(Windows 7)の起動・終了・再起動など基本操作ができる。3)Internet Explorer の使用方法について説明できる。4)Explorerを使って、ファイルやフォルダー(サブフォルダー)の管理(作成・コピー・移動・削除・表示)ができる。5)アプリケーションソフトの種類と機能が説明できる。6)E-learning Moodleにアクセスできる。参考:生命科学・医療系のための情報リテラシー pp.1-16第2回4月11日(火)4時限目A/B/CA:亀水(パソ1)B:足立(パソ3)C:土屋(パソ4)ソフトウェアの種類と機能(ワープロソフトの基本的操作と簡単な日本語入力)1)基本ソフトと各種アプリケーションソフトの機能と特徴を説明できる。2)Word 2010の起動・終了・再起動ができる。3)日本語入力/ローマ字入力ができる。4)全角と半角の区別とひらがな、カタカナ、ローマ字変換ができる。5)ヘッダの挿入・編集ができる。6)各種バー・ボタンやタブを操作し、利用できる。7)作成したファイルの保存・読み込み・印刷プレビュー・印刷ができる。30時間でマスター Word 2010(実教出版)pp.52-66/p.75/pp.80-84/p241参考:生命科学・医療系のための情報リテラシー 第2章 pp.17-22
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