教授要綱1年(2017)
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-62-10数学・授業概要数学は教養教育の根本をなすだけでなく、論理的思考力を養い、自然科学の量的記述には不可欠である。特に微分積分学(解析学)は医学・歯学を含む自然科学の現象を解析するための必須の道具である。またこれからの歯科医師には、情報リテラシーと呼ばれる、情報を活用する能力が求められる。情報リテラシーにおいては、検索あるいは収集された医療情報を整理・分析するための記述統計学の知識は不可欠である。そこで数学の講義では、自然科学の量的記述に不可欠な微分積分学の基礎と、情報リテラシーの基礎となる記述統計学を講義と演習を通して学習する。・教科書『新微分積分学Ⅰ』高遠節夫 他著(大日本図書)、『新確率統計』高遠節夫 他著(大日本図書)・参考書『バイオサエンスの統計学』市原清志 著(南江堂)・オフィスアワーオフィスアワーは特に設けません。質問のある方は随時、3号館2階数学研究室 若松教授まで。予約不要です。・評価方法試験の成績 90%、平常の成績 10%、平常点の評価方法 ⇨ 中間試験 (50%)、演習プリント (50%)回 数担当者学習目標(GIO)行動目標(SBOs)予習項目第1回4月10日(月)1、2時限若松関数の極限の意味を学習する。1)実数の公理が説明できる。2)関数の極限の意味が説明できる。3)分数関数の極限が求められる。『新微分積分Ⅰ』p1〜p2:関数とその性質、p6〜p9:関数の極限第2回4月12日(水)1、2時限若松数学的確率と統計的確率の定義を学習する。1)古典的確率の定義が説明できる。2)幾何学的確率の定義が説明できる。3)統計的確率の定義が説明できる。『新確率統計』p1〜p4:確率の定義第3回4月17日(月)1、2時限若松関数の連続性と微分係数の意味を学習する。1)関数の連続性の定義が説明できる。2)微分係数の定義が説明できる。『新微分積分Ⅰ』p10〜p11:微分係数p38〜p41:関数の連続性第4回4月19日(水)1、2時限若松古典的確率の基本性質と加法定理を学習する。1)確率の基本性質が説明できる。2)確率の加法定理が説明できる。『新確率統計』p5〜p8:確率の基本性質第5回4月20日(木)3、4時限若松べき関数の導関数を学習する。1)べき関数の導関数の公式が誘導できる。2)べき関数の積と商の導関数が求められる。『新微分積分Ⅰ』p12〜p19:導関数、導関数の性質第6回4月24日(月)1、2時限若松三角関数の導関数を学習する。1)三角関数のグラフが書ける。2)三角関数の導関数が求められる。『新微分積分Ⅰ』p20〜p25:三角関数の導関数第7回4月26日(水)1、2時限若松確率の乗法定理と条件つき確率を学習する。1)確率の乗法定理が説明できる。2)事象の独立性が説明できる。2)条件付き確率が計算できる。『新確率統計』p13〜p19:条件つき確率と乗法定理第8回5月1日(月)1、2時限若松指数関数の導関数を学習する。1)指数関数のグラフが書ける。2)指数関数の導関数が求められる。『新微分積分Ⅰ』p20〜p25:指数関数の導関数

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