教授要綱１年（2017）

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－41－英語基礎5・授業概要歯科医学領域における知見を広めるとともに最新の情報を入手するには、英語で書かれた原書や論文の読解、ならびに情報媒体としての英語を駆使したInternetの活用が必須である。また、専門科目で習得すべき歯学用語も、ほとんどすべてが英語に由来する。文系英語と異なり、歯科医学に関する英文は文型・文法が単純かつ論理的であるため、専門用語と特有表現に習熟しさえすれば読解も容易となる。したがって、基礎歯学ならびに臨床歯学の学習効率を高めるだけでなくその理解をより深めるには、歯学部学生に有用かつ実践的な英語の基礎学力が求められる。歯科医師国家試験に出題される歯科医学英語問題や共用試験の英語設問に対応する後学期開講科目「英語（歯学英語：Dental English）」の履修を見据え、「英語基礎（English Basics）」では、基礎的な文法・語彙・読解力を養成し、講義を通して歯科医学に慣れ親しむことを目標とする。そのためには、必修項目（単語、熟語、基本文型）を設定して暗記を徹底し、中間試験により習得度を随時確認することで講義目標を達成する。歯科医師国家試験出題基準必修事項には歯科医学史ならびに医学英語が含まれることから、“Dental History”と“Popular Dentistry”に関する英文テキストを授業で使用する。その読解演習を通して、“歯科医学史”や“基礎～臨床歯学”の概要も理解する。さらに、毎回の授業で実施する英文読解演習から、“自分の考えをまとめて人前で発表できる力”も養う。新入生の基礎学力が著しく低下している現状に留意し、受講学生全員の基礎的英語力を高めることこそ最重要課題と定め、対象学生には参加を必須とする補講・個別指導を適宜実施する。そして、中学校～高等学校で未履修の項目を補強し、英単語－発音－文法－英・和訳－記述に関する基礎学力をより強化する。基本的な用語の理解を深めるだけでなくそれを確実に習得するため、予習・復習に関する自主・自己学習を２４時間サポートするE-LearningシステムMoodle（Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment）を活用する。講義に即したKey WordsならびにKey Phrasesを事前にMoodleへUploadするとともに、「復習用の多肢選択問題」30～50題を講義毎にUpdateし、学生の積極的な利用を促す。「多肢選択問題」には「模擬解答」も一緒に提示するが、故意に「不正解」を加えて質問の機会を高める。・教科書Ichord LF. “Toothworms and Spider Juice”, Millbrook Press, Brookfield.Wray D & Wray A. “Understanding Your Teeth and Mouth”, Family Doctor Pub., British Medical Association, Poole.（必要に応じて演習関連項目を適宜配布）・参考書Ring ME. “Dentistry： An Illustrated History”, Abradale Press, New York.Fairpo JEH & Fairpo CG. “Heinemann Dental Dictionary”, Butterworth-Heinemann, Oxford.“歯科医学大事典”，医歯薬出版，東京．・オフィスアワー講義日：０８時００分～１7時００分（要予約：メール／電話／来室、但し公務時間帯を除く）・教授室（３号館実験棟２階）・評価方法試験の成績 90％、平常の成績 10％　　平常点の評価方法 ⇨ 中間試験（80％）、読解演習・質疑応答（20％）回　数担当者学習目標（GIO）行動目標（SBOs）予習項目モデル・コア・カリキュラム第１回４月１３日（木）１時限：Ｂクラス２時限：Ａクラス土屋博紀The students are able to un-derstand the aim, practice and timetable of the class "English Basics" completely.The students pay attention to the explanations about syllabus and timetable of the class "En-glish Basics".“Toothworms and Spider Juice” Chap. 1：The Ancient Tooth-worm, p. 6.The students are able to acquire the knowledges of basic dental terms about ancient dentistry （1）.The students learn by heart （incl. memorize） basic dental terms both in Engl and in Jpn.The students are able to attain the percentage of correct an-swers being ≧ 75% in prelimi-nary exam （Class #1）.The students try to answer all questions of the preliminary ex-ams uploaded to Moodle （Class #1） and then mark the papers.